|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 運 : [うん] 【名詞】 1. fortune 2. luck ・ 運命 : [うんめい] 【名詞】 1. fate ・ 命 : [めい, いのち] 【名詞】 1. command 2. decree 3. life 4. destiny ・ 赤 : [あか, あけ] (n) 1. red 2. crimson 3. scarlet 4. communist ・ 赤い : [あかい] 【形容詞】 1. red 2. turn leftist, become radical ・ 糸 : [いと] 1. (n,n-suf) thread 2. yarn 3. string
運命の赤い糸(うんめいのあかいいと)とは、中国に発し東アジアで広く信じられている、人と人を結ぶ伝説の存在である。中国語では「」(簡体字:、)と呼ばれる。 == 解説 == いつか結ばれる男と女は、足首を見えない赤い糸(赤い縄)で結ばれているとされる。この赤い糸をつかさどるのは(「月老(ユエラオ)」とも)という老人で、結婚や縁結びなどの神だという。『太平広記』に記載されたこの神にまつわる奇談『定婚店』から〔『太平広記』は類書であり、その中に納められた李復言の『続玄怪録』の『定婚店』〕、仲人や結婚の仲立ちをする者を指す者を「月下老」というようになった(後述)。日本では、「足首の赤い縄」から、「手の小指の赤い糸」へと変わっている。 赤い糸に力があるという考えは世界各地に見られる。ユダヤ人の間では、邪視のもたらす災いから身を守る為に赤い毛糸を左手首に巻くという習慣(セグラ segula)があり、アメリカなどにも幸運のお守りとして広まっている。トーラーやハラーハー、あるいはカバラにもこうした習慣への直接の言及はないが、一般にはカバラに基づいた伝承とされ、ベツレヘム近郊のラケルの墓所には今も参拝者が巻いた赤い糸が多数見られる。また仏教国の中には、右手首に赤い糸をお守りとして巻くところもある。日本では千人針に赤い糸が使われた。 決して切れることのない「運命の赤い糸」は、現在でも西洋での「双子の炎」(twin flame, 運命で決められた二人のそれぞれの中で燃えている火)や「魂の伴侶」(soulmate, ソウルメイト)などの言い伝えと同じ様に東アジアで言い伝えられている。日本や他の東アジア諸国でも、テレビドラマやアニメなど大衆文化の中に「赤い糸」は頻出する。特に少女漫画では定番のモチーフとなっている〔藤本由香里 『快楽電流―女の、欲望の、かたち 』 河出書房新社、1999年、96頁。ISBN 978-4309242132。 〕。 「見えない」のに「赤い」のは形容矛盾であり、類似した例に見えざるピンクのユニコーンがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「運命の赤い糸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|