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過酸化水素(かさんかすいそ、Hydrogen peroxide)は、化学式 H2O2 で表される化合物。しばしば過水(かすい)と略称される。主に水溶液で扱われる。対象により強力な酸化剤にも還元剤にもなり、殺菌剤、漂白剤として利用される。発見者はフランスのルイ・テナール。 == 性質 == 常温では無色の、水よりわずかに粘度の高い弱酸性の液体〔過酸化水素35%水溶液 MSDS〕。エタノール、エーテル、水に可溶。僅かにオゾンに似た臭いがする〔曾根 興三、「過酸化水素」、世界大百科事典、第二版CD-ROM版、平凡社、1998年〕。 過酸化水素は不安定で酸素を放出しやすく、非常に強力な酸化力を持つヒドロキシラジカルを生成しやすい。過酸化水素は活性酸素の一種ではあるが、フリーラジカルではない。 強い腐食性を持ち、高濃度のものが皮膚に付着すると痛みをともなう白斑が生じる。また、可燃物と混合すると過酸化物を生成、発火させることがある。水に溶けると、分解されるまでは水生生物に対して若干の毒性を持つ。〔 実験室では、酸素を得る際に使われる。この反応式は以下の通りである。 : 反応速度を大きくするため触媒として二酸化マンガンや酵素の一種カタラーゼを使用する。傷口の消毒時に生じる泡は体内にあるカタラーゼが触媒として働いて生じる酸素である。 なお、過酸化水素は消防法第2条第7項および別表第一第6類2号により危険物第6類(酸化性液体)に指定されている。 また、重量%で6%を超える濃度の水溶液は毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「過酸化水素」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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