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道の駅(みちのえき)は、国土交通省(制度開始時は建設省)により登録された、休憩施設と地域振興施設が一体となった道路施設。道路利用者のための「休憩機能」、道路利用者や地域の人々のための「情報発信機能」、道の駅を核としてその地域の町同士が連携する「地域の連携機能」という3つの機能を併せ持つ。2015年11月5日付で、全国に1,079箇所登録されている。個々の道の駅については道の駅一覧を参照。 なお、「道の駅」は「鉄道の駅」との対比をなす言葉であるが、もともと「駅」という言葉は街道沿いにある宿場(宿駅)を指すものだった。 == 概要 == 従来高速道路には24時間自由に利用できる休憩所であるサービスエリア (SA) やパーキングエリア (PA) が整備されているのに対し、一般道の公的な休憩所はほとんど存在しなかった。民間経営によるレストランや売店を併設したドライブインが休憩所の役目を持っていたものの、実質的にはレストランや売店の利用者に限られており、24時間自由に利用できるものではなかった。 やがてモータリゼーションの進展で長距離ドライブをすることが増え、高速道路のSA・PAのように、一般道路にも誰もが24時間自由に利用できる休憩施設が求められるようになった。またこれらの施設では、道路利用者に対してその地域の文化・名所・特産物などを活用したサービスを提供することが望まれている。さらに鉄道駅のようにそれぞれの地域の核となり、道路を介した地域連携が促進されるなどの効果も期待される。このような背景の下に「道の駅」の制度が創設された。 省庁の壁を超え、地域振興施設の整備促進を併せて行うことで、一般道路に休憩施設をより充実させることが目的となっている。このため、旭川紋別自動車道「しらたき」、能登有料道路「高松」、播但連絡道路「フレッシュあさご」、山陰自動車道(青谷羽合道路)「はわい」などのように、自動車専用道路のSA・PAを休憩施設として登録したケースでも、別途一般道からの連絡・利用が可能になっている。 主に地方の幹線道路(国道や主要地方道)から整備が開始され、東京など大都市周辺には道の駅は存在しなかった。2007年4月、八王子市に東京都初の道の駅(八王子滝山)が開設されたことにより、47都道府県すべてに道の駅が設置された。 道の駅の設置間隔については、高速道路のSA・PAのような明確な基準は設けられていないが、おおむね10km程度の間隔があるように計画されている。なお、間隔が10km以下となる申請があった場合は、特徴の違いによる棲み分け、交通量の状況、地域の実情などを総合的に判断して決定する。 2014年4月1日には道路標識、区画線及び道路標示に関する命令が改正され、道の駅への案内標識が初めて正式に定められた。 北海道には、鉄道の廃止路線の駅跡に、道の駅が設置されることが多い。ステラ★ほんべつや道の駅あしょろ銀河ホール21、道の駅あいおいなど9箇所ある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「道の駅」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Roadside station 」があります。 スポンサード リンク
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