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道登[どうとう] 道登(どうとう、生没年不詳)は、飛鳥時代の僧。 『日本書紀』には、645年(大化元年)に僧旻などとともに「十師」として挙げられ〔孝徳天皇大化元年八月癸卯「以沙門狛大法師、福亮、恵雲、常安、霊雲、恵至、寺主僧旻、道登、恵隣、恵妙而為十師」〕、650年(白雉元年)に、穴戸国(後の長門国)の国司が白雉を献上した際に、天皇の諮問に高麗の故事を引いて祥瑞であることを上奏して、白雉に改元されることとなったという記事がある〔孝徳天皇白雉元年二月戊寅〕。 また放生院にある宇治橋断碑(『帝王編年記』に碑文の全文を残す)には、646年(大化2年)に宇治橋を架設したとある。ただ『続日本紀』では道昭の功績とされており〔文武紀四年三月己未の道照(道昭)伝「乃ち山背国の宇治橋は、和尚の創造せし所の者なり」〕、実際のところは不明。同じ碑文に山尻(山城)出身とある。『日本霊異記』〔上巻、人畜所履髑髏救収示霊表而現報縁第十二〕や恐らくそれを踏まえた『今昔物語集』〔第十九、髑髏、報高麗僧道登恩語第卅一〕には高麗の僧であるとするが、これは高麗の故事に通じていたことに引きずられた訛伝だろう。 == 脚注 == 〔
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