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ザゼンソウ(座禅草、学名:''Symplocarpus foetidus'' (L.) Salisb. ex W.P.C. Barton)は、サトイモ科ザゼンソウ属の多年草。 == 特徴 == 仏像の光背に似た形の花弁の重なりが僧侶が座禅を組む姿に見えることが、名称の由来とされる。また、花を達磨大師の座禅する姿に見立てて、ダルマソウ(達磨草)とも呼ぶ。 冷帯、および温帯山岳地の湿地に生育し、開花時期は1月下旬から3月中旬。開花する際に肉穂花序(にくすいかじょ)で発熱が起こり約25℃まで上昇する。そのため周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出すことで、この時期には数の少ない昆虫を独占し、受粉の確率を上げている。開花後に大型の葉を成長させる。 ザゼンソウの発熱細胞には豊富にミトコンドリアが含まれていることが明らかになっている〔ミトコンドリア、植物発熱の鍵(岩手日報、2009年9月5日)〕。しかしながら、発熱の詳細な分子メカニズムは、現在のところ分かっていない。動物における発熱には、「脱共役タンパク質」(だつきょうやくたんぱくしつ)が関わっていることが突き止められているが、このタンパク質は、発熱しない植物にも幅広く存在しており〔PLANT UNCOUPLING MITOCHONDRIAL PROTEINS(Annual Review of Plant Biology)〕、ザゼンソウの発熱に関与しているかは不明である。 発熱時の悪臭と熱によって花粉を媒介する昆虫(訪花昆虫)であるハエ類をおびき寄せると考えられている。全草に悪臭があることから英語では Skunk Cabbage(スカンクキャベツ)の呼び名がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ザゼンソウ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Symplocarpus foetidus 」があります。 スポンサード リンク
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