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那智駅 : ウィキペディア日本語版
那智駅[なちえき]

那智駅(なちえき)は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字浜ノ宮にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)のである。
かつては那智観光の玄関口であったが、現在その機能は紀伊勝浦駅に集約されているため、特急はすべて通過するが、1984年2月までは寝台特急「紀伊」・特急「南紀」(一部)が停車していた。また、近年でもまれに特急「くろしお」号が臨時停車することがある。〔電車を降りたらすぐ海 那智駅に特急が臨時停車 夏休みキャンペーン - 『南紀州新聞・熊野新聞』 2008年7月31日〕〔【復興特別企画】熊野古道 神秘ウォーク 特別版 - 『熊野那智世界遺産情報センター』 2012年4月14日〕
== 歴史 ==
* 1912年大正元年)12月4日 - 新宮鉄道が勝浦駅(現在の紀伊勝浦駅) - 三輪崎駅間で開業した際に設置〔。
* 1934年昭和9年)7月1日 - 新宮鉄道が国有化、紀勢中線の駅となる〔。
* 1936年(昭和11年)12月 - 2代目駅舎(現在のもの)が竣功。
* 1940年(昭和15年)8月8日 - 紀伊木本駅(現在の熊野市駅)から和歌山駅(現在の紀和駅)までが紀勢西線とされ、当駅もその所属となる〔。
* 1959年(昭和34年)7月15日 - 亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線とされ、当駅もその所属となる〔。
* 1985年(昭和60年)3月14日 - 無人駅化〔日本国有鉄道公示S60.3.12公181〕。
* 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道に承継〔。
* 1998年平成10年)8月 - 駅舎に町営の那智駅交流センターが増設される。
* 2005年(平成17年)12月7日 - 紀伊勝浦発新宮行き上り普通列車がホームで停止できずに安全側線に進入し、砂利盛りに突っ込んでようやく停止した。この事故で運休やダイヤの乱れが生じたが、人的被害は避けられた
== 駅構造 ==

相対式ホーム2面2線を有する行違い可能な地上駅。1番のりば側に駅舎があり、ホーム間は地下道で結ばれている。駅の裏手、2番のりばのすぐ裏側は那智丹敷浦(那智海水浴場、別名「ブルービーチ那智」)であり、ホームからも砂浜を眺めることができる。
1936年(昭和11年)12月竣功の駅舎は熊野那智大社を模し、社殿風のデザインとなっている。駅舎そのものは無人駅であるためがらんどうであるが、1998年(平成10年)8月、この駅舎に那智勝浦町営の那智駅交流センターが増築された。那智駅交流センターは2階建てで、1階にはくつろぎ広場という、マッサージチェアや飲み物等の自動販売機の設置された休憩室および、地元の農産物を直売する産品販売所や特産品を取り扱う特産品売場などが、2階には町営温泉「丹敷の湯」(入浴料は大人600円、子供300円)がある。
前述した通り無人駅。駅舎内部に簡易な自動券売機が一台設置されており、近距離乗車券の購入が可能であったが、老朽化のため、2013年12月10日をもって撤去された。新宮駅が管理を行う。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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