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那須八幡塚古墳 (なすはちまんづかこふん)は、栃木県那須郡那珂川町吉田にある前方後方墳。平成14年(2002年)、駒形大塚古墳・吉田温泉神社古墳群とともに「那須小川古墳群」の名称で国の史跡に指定された。 == 概要 == 那珂川右岸の河岸段丘上に西面して築かれた〔大塚初重・小林三郎編『続日本古墳大辞典』東京堂出版、2002年、383頁。〕。全長62m、後方部幅31m、同高さ6m、前方部幅17mを測り、墳丘には葺石が確認されている〔現地説明版〕。墳丘裾には削り出しによるテラスが墳丘をとりまき、その外周には不整形な周濠を持つ〔。 昭和28年の発掘調査では、後方部墳頂下1mのところに東西の両端に粘土塊をもつ割竹形木棺と推定される埋葬施設が確認された〔。副葬品は舶載の夔鳳鏡(きほうきょう)1、鉄剣1、鋸1、鉇4、鉄斧1、けずり小刀2、鎌2が朱に覆われた状態で出土した〔。なお鏡は木棺東よりの位置から出土したため、被葬者は東枕で埋葬されたらしい〔。また周濠からは祭祀に使用された有段口縁壺、高坏、器台、異形土器などの土師器が出土した〔。 本古墳は土師器の年代観から4世紀後半の築造と考えられ、駒形大塚古墳・吉田温泉神社古墳に後続すると考えられる〔。現在は失われた前方部を含めて復元整備されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「那須八幡塚古墳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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