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邦光 史郎(くにみつ しろう、1922年2月14日 - 1996年8月11日)は、作家。 東京生まれ。父・力之助は時事新報の記者。本名・田中美佐雄。高輪学園卒。京都で五味康祐らと『文学地帯』を創刊。のち放送作家。1962年『社外極秘』で直木賞候補。以後企業小説、推理小説、歴史推理小説、伝記小説を多数執筆。妻は作家の田中阿里子。娘は作家・エッセイストの久我なつみ。 戦前に保高徳蔵主宰の「文芸首都」懸賞に入選。戦時中は「新作家」同人となり、戦後は五味康祐とともに「文学地帯」を主宰し、十五日会に属する。「文学者」「京都文学」同人。関西のテレビ、ラジオに台本を執筆。 1962年、産業推理小説と銘打たれた「欲望の媒体」でデビュー。同年に刊行した「社外極秘」が、第48回直木賞候補となる。1963年に「宝石」に発表した「夜の賎しさ」は日本推理作家協会の「推理小説ベスト24 1964年版」に収録される。1964年に「小説新潮」に発表した「螺旋階段」は日本推理作家協会の「推理小説ベスト24 1965年版」に収録される。1965年に刊行した「海の挑戦」が、1966年に第19回日本推理作家協会賞の候補となる。1965年に「オール読物」に発表した「トラブルメーカー」は日本推理作家協会の「推理小説ベスト24 1966年版」に収録される。 1972年、「夜と昼の神話」を刊行。1983年刊行の『十年後』はシリーズ合計70万部のベストセラーになった。1992年、京都市文化功労賞を受賞。 1978年頃に、「45歳から65歳(または69歳)まで」の年齢層に対して「熟年(層)」と呼ぶことを提唱し、原三郎(東京医科大学名誉教授)とともに「熟年」という言葉の発案者のひとりとされている〔邦光が「熟年」を発想・提唱したという記述は下記の新聞記事に見られる。 *「続・会社人間のカルテ 16 『熟年層』」朝日新聞1978年12月22日 *「きょうはだれを祝う日? "老"定義なし」朝日新聞1979年9月15日 *「『熟年』論争の運命は? 広告業界も仕掛人」朝日新聞1981年4月5日 *「ことば 『熟年』」朝日新聞1981年4月22日 〕。 == 著書(抄) == === 1960年代 === *欲望の媒体 三一書房 1962 のち春陽文庫 *社外極秘 三一新書 1962 のち春陽文庫、集英社文庫 *色彩作戦 三一書房 1963 のち春陽文庫 *泥の勲章 講談社 1963 のち春陽文庫、徳間文庫 *負けるが勝ち 第1-3部 三一書房 1964 *人間動物園 文藝春秋新社 1964 (ポケット文春) *芸術祭 講談社 1964 *巨人商社 講談社 1964 のち春陽文庫、徳間文庫 *悪の座標 学習研究社 1964 のち春陽文庫、広済堂文庫 *人間砂漠 講談社 1965 *海の挑戦 瀬戸内汚染海域 講談社 1965 のち春陽文庫、徳間文庫 *重役紹介会社 三一新書 1965 のちケイブンシャ文庫 *鉛の箱 コンテナー 光文社 1965 (カッパ・ノベルス) のち徳間文庫 *夜の回路 シャドウマン 三一新書 1965 のち春陽文庫 *西陣模様 三一書房 1966 のち徳間文庫 *夜の壁画 シャドウマン 三一新書 1966 のち春陽文庫 *黒の商標 日本文華社 1966 (文華新書) のち春陽文庫 *背徳の階段 講談社 1966 のち春陽文庫、徳間文庫 *小説楠木正成 三一新書 1967 のち徳間文庫 *黄金海峡 桃源社 1967 (ポピュラー・ブックス) のち春陽文庫 *悪の肖像 三一ぶっくす 1967 のち春陽文庫、「炎の塔」 *どろんこ 徳間書店 1967 *東京滅亡 大光社 1967 *暗殺集団 桃源社 1967 (ポピュラー・ブックス) *夜は魔術師 東京文芸社 1968 (Tokyo books) のち旺文社文庫 *危険な時間 読売新聞社 1968 のち春陽文庫、徳間文庫 *華々しい女 講談社 1968 「華やかな疾走」 *地下銀行 夜の主役 光文社 1968 (カッパ・ノベルス) *不倫の鍵 東京文芸社 1968 *夜の牙 桃源社 1968 (ポピュラー・ブックス) のち旺文社文庫 *日本情死考 三一書房 1968(さんいちぶっくす) のち「情死の歴史」広済堂文庫 *なにわへこ 講談社 1969 のち徳間文庫 *異端の殺し屋 桃源社 1969 (ポピュラー・ブックス) のち光文社文庫 *虚像の残光 桃源社 1969 (ポピュラー・ブックス) *1980年の恋人 浪速書房 1969 *傀儡一族 桃源社 1969 (ポピュラー・ブックス) 「陽炎の女」祥伝社 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「邦光史郎」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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