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郭襄 : ウィキペディア日本語版
郭襄[かくじょう]

郭襄(かくじょう、)は、金庸の武俠小説『神鵰剣俠』『倚天屠龍記』に登場する架空の人物。『射鵰英雄伝』の主人公・郭靖黄蓉の娘(次女)。弟の郭破虜とは双子の姉弟である。作中で誕生日が特定されており、それによると1244年10月25日生まれ。本編においては楊過を兄と慕っていた。本編においても登場こそは遅いものの、襄陽での戦いにおいてヒロイン的な役割をつとめた。
== 略歴 ==
襄陽で生まれたため、「襄」と名づけられる。生まれたその日に李莫愁誘拐されてしまった。本来なら殺されるところだが、母性に目覚めた李莫愁によって一ヶ月ほど扶養される。のち、李莫愁と黄蓉の戦闘中、当時郭靖一家に恨みを持っていた楊過に誘拐される。その後、楊過・小龍女とともに古墓で扶養されるが、絶情谷で黄蓉に返された。
物語において郭襄が再び登場するのは理宗開慶元年(1259年)、15歳に成長した郭襄は姉の郭芙、弟の郭破虜と旅の途中、神鵰俠(楊過)のうわさを聞くと、興味を持って後をつけ回す。なお、江湖で有名な神鵰俠について郭襄がこの年まで知らなかったのは、姉・郭芙の不始末が原因で楊過の右腕を喪失させ、楊過と小龍女と生き別れにさせたことがあり、郭家においては楊過の話が禁句となっていたため。このとき、楊過は郭襄が郭家の者とは知らなかったため仲良くなる。
楊過と別れる際、三本の「金針」をもらい、一本の針につき一つの願いをかなえてもらうことを約束。郭襄は一本目の針で仮面をかぶっていた楊過に素顔を見せること、二本目の針で16歳の誕生日にお祝いに来てくれるように頼んだ。これに対し楊過は快く願いを聞き入れ、とくに郭襄の誕生日には盛大なプレゼントを贈り、郭靖らを驚かせた。
最後の金の針は、16年前にした小龍女との再会の約束が嘘だったと知り、絶望のあまり自殺を図った楊過を思いとどまらせるように願った。この願いが聞き入れられ、楊過は自殺を断念した。
三回目の華山論剣のあと、楊過が行方不明になってしまうと、楊過を探し回った。しかし、結局見つけることができなかったという。生涯にわたり結婚はしなかったため子は残していないが、彼女の弟子が『倚天屠龍記』に登場している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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