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新宿線(しんじゅくせん)は、東京都新宿区の新宿駅から千葉県市川市の本八幡駅までを結ぶ東京都交通局の運営する鉄道路線(都営地下鉄)である。『鉄道要覧』には10号線新宿線と記載されている〔「東京都交通局告示 東京都地下高速電車の路線の名称及び区間 」では「新宿線」と定められている。〕。通常は都営新宿線と呼ばれることが多い。新宿駅より、京王線との相互直通運転を行っている。 東京都交通局の鉄道路線(都電荒川線、日暮里・舎人ライナーも含む)では唯一、都外まで路線が延びている。 路線名の由来は、起点である新宿から。車体および路線図や乗り換え案内で使用されるラインカラーは「リーフ」(黄緑)、路線記号はS。 == 概要 == 1968年(昭和43年)の都市交通審議会答申第10号において、東京10号線は、「芦花公園方面より新宿及び靖国通りの各方面を経由し、市ヶ谷、神保町、須田町及び浜町の各方面を経て住吉町方面へ至る路線」として初めて計画された(ただし、同年12月28日の建設省告示第3731号により区間が調布 - 深川住吉町間に延長されている)。その後、答申第15号では橋本 - 芦花公園間と住吉町 - 千葉ニュータウン間がそれぞれ追加され、調布 - 新宿間は京王線の複々線化を行うこととされた。このうち新宿 - 本八幡間が都営新宿線として順次開業している。また橋本 - 調布間は京王相模原線として、笹塚 - 新宿間は京王新線として開業している。なお、本八幡 - 千葉ニュータウン方面(印旛松虫、北総鉄道北総線印旛日本医大の当時の仮称)間は千葉県が千葉県営鉄道北千葉線(仮称)として建設し、都営新宿線と直通運転を実施する計画であったが、結局実現しなかった(取得していた鉄道事業免許は2000年に廃止され、翌年、千葉県議会において「東京10号線延伸新線」の名称で第三セクターによって将来事業化する方向で調査検討をする旨が表明されていた〔千葉県内の鉄道整備計画(東京10号線延伸新線) - 千葉県〕。しかし、その後設立された「東京10号線延伸新線促進検討委員会」が2013年(平成25年)9月3日で解散したため〔新鎌ケ谷への延伸計画廃止 検討委員会が解散 都営新宿線 - ちばとぴ、2013年9月4日。〕、この計画は幻のものとなった)。 ATCシステムの関係で、東京の地下鉄では唯一VVVFインバータ制御車の走らない路線だったが、2005年(平成17年)5月14日に新ATCシステム(デジタルATC)への更新が行われ、同月21日から新宿線初のインバータ制御車10-300形が運用を開始した。なお、先頭車を新造して中間車を在来車のままとする10-300R形については同年1月20日から運用が開始されている。また、京王9000系も翌2006年(平成18年)3月15日より乗り入れを開始した。 東京地下鉄東西線と同様に中央・総武緩行線のバイパス的役割も担っている。ラッシュ時の混雑率は東西線よりも低いが、都営新宿線も乗車人数は増加傾向にある。そのため、一部列車の編成を8両編成から10両編成に増結し、輸送力の増強を図っている。京王車は2007年(平成19年)に10両編成に統一され、2010年(平成22年)6月1日からは都営車による10両編成運転が開始されている〔新宿線車両を一部10両編成化します 〜6月1日より順次導入〜 2010年5月26日 東京都交通局〕〔10連化された10-300形が営業運転を開始 2010年6月2日 railf.jp〕。 2011年12月には、都営大江戸線、都電荒川線、上野動物園モノレール、日暮里・舎人ライナーに次ぐ、全線でのバリアフリー化を達成した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「都営地下鉄新宿線」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Toei Shinjuku Line 」があります。 スポンサード リンク
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