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里山(さとやま)とは、集落、人里に隣接した結果、人間の影響を受けた生態系が存在する山をいう。深山(みやま)の対義語。 == 里山という語 == 文献上、最初に「里山」という単語が現れるのは1759年6月に尾張藩が作成した「木曽御材木方」という文書においてである。そこでは「村里家居近き山をさして里山と申候」としている。〔有岡利幸『里山Ⅰ』(法政大学出版局、2004年、1-2頁)〕。 また奈良県の吉野山地では、山を村落から近く標高が低い順に「サトヤマ」「ウチヤマ」「オクヤマ」「ダケ」と区分しており、「サトヤマ」に該当するのは集落の周囲の斜面にある畑や雑木林である〔佐々木高明『日本文化の多様性』小学館、2009年、126-127ページ。なお、「ウチヤマ」は焼畑を行う土地や薪炭林、桑畑など。「オクヤマ」は材木を調達したり狩猟をしたりする山林で、「ダケ」は最も標高が高い部分で原生林となっている。〕。 現在のような里山の再評価に直接繋がる言論活動を開始した人物としては、京都大学農学部・京都府立大学などの教官を務めた四手井綱英がいる。四手井は今日的な意味での「里山」という言葉の使い方を考案したと言われる〔四手井綱英『森林はモリやハヤシではない―私の森林論』ナカニシヤ出版、2006年の3章を参照のこと。ここで四手井は上述の近世の「里山」の用例に言及しつつ、日本列島の農用林を「里山」と名付けた経緯について語っている。〕。 また、里山という語の普及に大きな影響を与えた人物としては、四手井の他に今森光彦を挙げる意見もある〔飯沢耕太郎の写真談話 〕。飯沢耕太郎は、1995年に今森が発表した写真集『里山物語』(後に木村伊兵衛賞受賞)によって、里山という語に具体的なイメージが与えられたとしている。 他に、市民の立場から1983年から「里山一斉動物調査」などの活動を行い里山の語を普及するとともに実地体感や動物のフィールドサイン観察などを伝えた(社)大阪自然環境保全協会と、それを指導し各地の講演会などで講師等を務めた木下陸男(むつお)の功績も大きい。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「里山」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Satoyama 」があります。 スポンサード リンク
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