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都江堰市(とこうえん-し)は中華人民共和国四川省成都市(副省級市)に位置する県級市。成都市北方の山岳地帯の入口にあり、岷江が流れ、世界遺産ともなった景勝地で道教の聖地でもある青城山がある。国家歴史文化名城にも指定されている古い街だが、2008年の汶川大地震(四川大地震)では震源に近く大きな被害を受けた。 もとは灌県(かんけん)と呼ばれていたが、世界遺産にも登録された秦漢時代の水利施設・都江堰にちなんで改名された。都江堰は成都平原一帯の灌漑用水を取り入れる施設で、2000年間にわたり四川省の広大な範囲を潤している。 == 地理 == 都江堰市は成都平原の西北の縁に位置し、北西部は四川盆地の西部に聳える龍門山脈という高山地帯になっている。市域は成都平原と龍門山脈にまたがり、地勢は西北が高く、東南が低く、山地と丘陵が面積の65.79%を占め、平地や水面は34.21%である。平野部の最も低い場所は海抜592mだが、山岳部の最高地点は海抜4,582mにも達し、標高差は4,000m弱と高低差が非常に激しい。 岷江が龍門山脈を出る所には広大な扇状地が広がるが、都江堰市はその扇頂部にあたる。南東の省都・成都市までは48km。市域の東西は幅54km、南北は幅68kmで、面積は1,208平方km。 戦国時代に秦国の蜀郡太守を務めたと李二郎の親子が二代にわたり建設した水利施設・都江堰の存在で名高い。都江堰水利施設は、岷江が平原を出たばかりの位置にあり、本流を二つに分けてうち一方から山を切り開いた水路を経て成都平原一帯を灌漑している。これは灌漑だけでなく雪解けや豪雨などの増水時に対応した治水施設でもあり、ダムを造らず分水するという手法でこの付近での洪水を防いでいる。岷江は扇状地で六つに分流して農地を潤し、都江堰水利施設の分水する水路もあいまって一帯を穀倉地帯としており、「天府の国」と呼ばれる成都平原の繁栄の基盤となってきた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「都江堰市」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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