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酢酸イソアミル(さくさん—、isoamyl acetate)とは、分子式 C7H14O2、示性式 CH3COO(CH2)2CH(CH3)2 で表されるカルボン酸エステルの一種である。また、酢酸イソペンチル(isopentyl acetate)、酢酸3-メチルブチル(3-methylbutyl acetate)とも呼ばれる。CAS登録番号は 。酢酸とイソアミルアルコールが縮合したカルボン酸エステルにあたる。 分子量 130.18、融点 −78.5 ℃、沸点 142 ℃、比重 0.876 (15 ℃) のバナナあるいはメロン様の果実臭のする無色の液体である。通常の有機溶媒には易溶で、水にもわずかに溶ける。 香料(バナナエッセンス)や有機溶媒として用いられる。 日本酒の芳香成分の一つで、吟醸酒には数100 ppb–数 ppm 程度含まれている。日本酒の高品質化のため、大量の酢酸イソアミルを生産する清酒酵母の開発が進んでいる。 == 安全性 == 日本の消防法では危険物第4類・第2石油類に分類される。熱には比較的安定するが、強酸や強塩基、強酸化剤との接触により火災・爆発のおそれがある〔(昭和化学)〕。動物実験での半数致死量(LD50)は、ラットへの経口投与・ウサギへの経皮投与とも5g/kg以上〔『合成香料 化学と商品知識』印藤元一著 2005年増補改訂 化学工業日報社 ISBN 4-87326-460-x〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「酢酸イソアミル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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