|
benzyl acetate =========================== ・ 酸 : [さん] 【名詞】 1. acid
酢酸ベンジル(さくさんベンジル、ベンジルアセテート、benzyl acetate)は分子式 C9H10O2 で表される有機化合物で、ベンジルアルコールと酢酸が縮合したエステルである。消防法による第4類危険物 第3石油類に該当する〔法規情報 (東京化成工業株式会社)〕。 酢酸ベンジルは多くの花に見られ、特にジャスミン、イランイラン、トベラ、クチナシなどの精油の主成分である。これ自体がジャスミン様の甘い香りを持っており、香水や化粧水に使われる〔ロジャ・ダブ 『フォトグラフィー 香水の歴史』 新間美也監修、原書房、2010年、62頁。〕。またシタバチ類のオスを誘引する化合物(フェロモン)の一つでもあり、研究のためにこれらのハチを捕まえる際の罠に使われる〔Schiestl, F.P.; Roubik, D.W. (2004). "Odor Compound Detection in Male Euglossine Bees ." ''J. Chem. Ecol.'' 29: 253–257. .〕。 さらに、酢酸ベンジルはプラスチックや樹脂、酢酸セルロース、硝酸エステルなどを溶かす溶媒としても用いられる。脂溶性が高く、皮膚に触れると脱脂を起こす。 == 出典 == 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「酢酸ベンジル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|