|
methyl acetate =========================== ・ 酸 : [さん] 【名詞】 1. acid
酢酸メチル(さくさんメチル、Methyl acetate)、エタン酸メチルもしくは酢酸メチルエステルは、接着剤やマニキュアリムーバーの不快ではない臭いとして知られている、独特な臭いをもつ無色可燃性液体の有機化合物である。酢酸メチルの性質は酢酸エチルとよく似ており、酢酸エチルの置換え品として利用される。酢酸メチルは接着剤やマニキュアリムーバーの溶剤として利用される他、化学実験の反応溶媒や抽出溶媒、フルーツ・洋酒・ナッツの香料としても使用される〔『合成香料 化学と商品知識』印藤元一著 2005年増補改訂 化学工業日報社 ISBN 4-87326-460-x〕。酢酸メチルは疎水性(親油性)と弱い極性(親水性)とを併せ持った非プロトン溶媒である。室温下、酢酸メチルは水に対して25%の溶解性を持ち、温度を上昇させると水との混和性が増大する。酢酸メチルは強い酸性または塩基性水溶液中では安定ではない。 == 化学 == 酢酸メチルは酢酸とメタノールとから有機合成されるエステルで、硫酸のような強酸の存在下でエステル化反応により生成する。水酸化ナトリウムのような強塩基や塩酸や硫酸のような強酸の水溶液中では加水分解により、元の酢酸とメタノールとに戻り、温度が高い場合は著しい。 この酸触媒による酢酸メチルの分解は、他のエステル濃度依存する一次反応である。それに対して塩基を用いる、たとえば水酸化ナトリウム(NaOH)を用いた分解は、塩基とエステルとの濃度に依存する二次反応である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「酢酸メチル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|