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copper(II) acetate =========================== ・ 酸 : [さん] 【名詞】 1. acid ・ 銅 : [どう] (n) 1. copper
酢酸銅(II)(さくさんどう、 Copper(II) acetate)は、化学式 Cu(CH3COO)2 または省略して Cu(OAc)2 の化合物である。式量は181.64、CAS登録番号は。普通は一水和物として得られる。一水和物は緑青色の結晶で、水またはエタノールに可溶である。芳香族アミンにアクリルニトリルを作用させてシアノエチル化する際に、触媒として用いられる。また、草木染めの媒染剤、殺菌剤、サメからの攻撃を避けるための忌避剤として用いられる。多くのデータベースに融点が115℃と記載されているが、実際には115℃付近では一水和物の水分子の脱離反応が進行する。 == 化学合成での利用 == 酢酸銅(II)は有機化学において、触媒や酸化剤として広く使われる物質である。例えば、2分子のアルキンをカップリングさせ、1,3-ジインを合成するグレーサー反応 (Eglinton法) に使われる〔P. Vogel, J. Srogl "Copper(II) Acetate" in "EROS Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis" Copper(II) Acetate, 2005 John Wiley & Sons.〕。 :Cu2(OAc)4 + 2 RC≡CH → 2 CuOAc + RC≡C-C≡CR + 2 HOAc 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「酢酸銅(II)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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