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LOX-index(ロックス インデックス)は、LOX-1(lectin-like oxidized LDL receptor-1) の量とLOX-1を活性化する変性LDL(LAB:LOX-1 ligand containing ApoB|酸化LDL) の量を合わせて測定する動脈硬化性疾患のリスク評価指標である。日本で約2500名、11年間の コホート研究の結果、LOX-indexの高い群では明らかに動脈硬化性疾患の発症が多く、 特に脳梗塞の場合は約3倍以上も発症リスクが高くなると報告された。〔Inoue, N., Okamura, T., Kokubo, Y., Fujita, Y., Sato, Y., Nakanishi, M., Yanagida, K., Kakino, A., Iwamoto, S., Watanabe, M., Ogura, S., Otsui, K., Matsuda, H., Uchida, K., Yoshimoto, R. and Sawamura, T.: LOX index, a novel predictive biochemical marker for coronary heart disease and stroke. Clin Chem, 56:550-558, 2010.〕 == 検査原理 == LOX-1は、血管内皮細胞表面に多く発現し、変性LDL(LAB)の増大により増加する事が知られている。血管内皮細胞表面のLOX-1は、一部がプロテアーゼで細胞表面から切断され、sLOX-1 (可溶型LOX-1)として血中に存在する。sLOX-1の量とLOX-1の発現量は相関すると 考えられている。〔Murase, T., Kume, N., Kataoka, H., Minami, M., Sawamura, T., Masaki, T. and Kita, T.: Identification of soluble forms of lectin-like oxidized LDL receptor-1. Arterioscler Thromb Vasc Biol, 20:715-720, 2000.〕 sLOX-1の測定は、LOX-1の抗体を用いたELISA(サンドイッチ法)により測定が可能であり、標準品にリコンビナントのLOX-1を用いることで定量可能である。 変性LDL(LAB)の測定は、リコンビナントのLOX-1を固相し、ApoB抗体を第2抗体として用いることで血管内状態を反映する測定が可能となった。〔Kakutani, M., Ueda, M., Naruko, T., Masaki, T. and Sawamura, T.: Accumulation of LOX-1 ligand in plasma and atherosclerotic lesions of Watanabe heritable hyperlipidemic rabbits: Identification by a novel enzyme immunoassay. Biochem Biophys Res Commun, 282:180-185, 2001.〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「LOX-index」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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