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酸化スカンジウム(III)もしくはスカンジアは、組成式Sc2O3で表される希土類元素の酸化物である。酸化スカンジウムは他のスカンジウム化合物の前駆体として用いられるだけでなく、高温系における熱および熱衝撃への耐性付与を目的としてエレクトロセラミックスやガラスの焼結助剤にも用いられる。 == 構造および物理的性質 == 酸化スカンジウムの結晶構造はスカンジウム元素の金属中心に酸素が6配位した立方晶構造を取り、点群はシェーンフリース記号でTh、空間群はヘルマン・モーガン記号でIa3と表される〔Wells A.F. (1984) ''Structural Inorganic Chemistry'' 5th edition Oxford Science Publications ISBN 0-19-855370-6〕。Sc-Oの結合距離はより2.159-2.071Åであると示されている。 酸化スカンジウムは絶縁体であり、そのバンドギャップは6.0 eVである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「酸化スカンジウム(III)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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