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フッ化酸素(フッかさんそ、)は、酸素とフッ素からなる無機化合物である。現在 OF2、O2F2、O3F2、O4F2 および O2F の5種類のフッ化酸素が知られている。二フッ化酸素は他のハロゲン化酸素と同様に水とフッ素との反応で生成するが、それ以外のフッ化酸素は低温下で二酸素 O2 と二フッ素 F2 の混合物に放電もしくは紫外線を照射することで生成する〔漆山 秋雄、「フッ化酸素」、『世界大百科事典』、CD-ROM版、平凡社、1998年。ISBN 978-4582040029 〕。また、酸化フッ素(さんかフッそ、)と呼ばれることもある。また、フッ化酸素はロケット燃料の酸化剤として検討されている〔Cotton, F. A.; Wilkinson,G.; Murillo, C. A.; Bochmann, M. (1999). ''Advanced Inorganic Chemistry'' (6th ed), pp. 455–456. Wiley: New York. ISBN 0-471-19957-5〕。 == 二フッ化酸素 == 二フッ化酸素(にフッかさんそ、)は、化学式が OF2 と表される常温で特異臭のある無色の気体。液体は淡黄色〔。有毒。融点-223.8 、沸点-144.8 。 水酸化ナトリウム水溶液にフッ素を通じるか、HF-KF の水溶液を電解すると得られる〔HF はほとんど電離しないため、KF を加えてイオン性の KHF2 としている。〕〔。湿ったフッ化カリウムの存在下にフッ素を反応させる方法もある〔。ガラスを侵さず、水にやや溶けるが、水溶液は酸性を示さない。125 まで安定である〔。フッ化酸素中最も安定で、単独では化学的に不安定というほどではない。しかしその強い酸化力に特徴があり、ハロゲンの単体や二フッ化酸素とは室温で爆発する〔。水蒸気と混合しても室温で爆発する。放電下で H2、CH4、CO とは爆発的に反応する〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フッ化酸素」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Oxygen fluoride 」があります。 スポンサード リンク
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