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重力ターン方式とは人工衛星の打ち上げ方法である。 1970年2月11日に日本初の人工衛星であるおおすみの打ち上げ時に使用された。 == 概要 == 斜めに傾けられたランチャーから発射されたロケットの飛翔経路は垂直方向の制御は実施せず、放物線に近い弾道軌道を描いて飛翔する。 第1段と第2段は尾翼による空力的効果で、第2段と第3段はスピンモーターにより機体をスピンさせて安定を保ち、第3段燃焼終了・分離後、第3段が第4段に衝突しないように、第3段はレトロモーターで飛翔経路を後落させる〔この時、第3段と第4段は慣性飛行を行っているので、そのままだと第3段の残留推力で第3段が第4段に衝突する。〕第4段はデスピンモータでスピンを停止、姿勢制御装置で第4段を水平姿勢に制御する〔この時、ロケットは燃焼していないので「誘導」ではなく「姿勢制御」である。〕。水平姿勢に制御した後、リスピンモーターでスピンを再び掛けて、放物線の頂点で第4段の燃焼を開始する。 この方法では推進剤を節約可能な理想的な飛翔経路とは大きく異なるため、ロケットの打ち上げ能力を十分に発揮できない反面、誘導装置を簡略化でき、多少のずれはあっても軌道への投入確率が高くなるという特徴があり、日本の宇宙開発ではL-4S以降、M-4S、M-3C、M-3H、M-3S、M-3SIIに至るまで長らく使用され続けた。 誘導制御技術が未熟な時代には欠点を補って余りある利点があったものの、現在では誘導制御技術が向上しているため、軌道投入重量が制限されるこの方法を採用する衛星打ち上げ用ロケットはない。 大気の無い月面への着陸、上昇には類似の軌道が使用される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「重力ターン方式」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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