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六堰(ろくぜき)は、埼玉県深谷市の荒川にある堰の総称である。江戸時代初期に荒川から用水に水を取り入れるために作られた6つの堰であったが、その後昭和時代に六堰をひとつにまとめ、六堰頭首工(現在は旧六堰(頭首工)と呼ばれる)が完成した。平成になり、改修工事が行われ新しい六堰ができた。これを新六堰(頭首工)または六堰と呼ぶ。 == 沿革 == 400年ほど前の江戸時代初期、大里地区の用水路と6つの堰が作られる〔荒川の歴史 江戸時代 - 荒川上流河川事務所、2015年12月7日閲覧。〕。(大里地区の用水6つはまとめて大里用水と呼ばれる。)その後たびたび、渇水等のために水争いが絶えなかった。1911年(明治44年)には、御正用水の改修工事が行われた(木造の水路であった)。そして、1929年(昭和4年)に六堰をひとつにまとめ、六堰頭首工が完成する。江南サイホン(荒川の底を潜り、江南・大里方面流れるようにする施設)、用水の工事を開始した。1933年(昭和8年)、この年は旱が続き、荒川の水も渇水し、田植えも出来なくなった。そこで、川の北側(大麻生村・玉井村)と南側(御正村)の3000人もの村人が集まり、鍬や鎌を手に持ち、竹竿に赤い布を結んで旗代わりとし、石を投げ合った。多数の負傷者が出て、警官350人が仲裁に入った。1939年(昭和14年)には、江南サイホンと用水が完成し、1994年(平成6年)には、新しい六堰や用水路の改修工事が始まる。1999年(平成11年)8月14日の大雨で水圧に耐え切れなくなった六堰の一部が流された。江南サイホンも川底が低くなり、コンクリートが古くなっているため洪水で流される危険があった。大雨の後、江南サイホンが流される危険や、用水が古いために漏水が多くなっていたり、生活排水が流れ汚染してきたこともあり、大里用水を使用している農家など7700戸が埼玉県や国に新しい六堰や用水を作るよう申請した。そして2004年(平成16年)に六堰(新六堰頭首工)と用水路改修が完成した。六堰には魚道も併設された。 File:Rokuzeki Head Works and lake right view.jpg|取水口(奥)と魚道および流水改善水路(手前) File:Rokuzeki Head Works intake screen cleaning machine.jpg|取水口除塵機 File:Rokuzeki Head Works rolling gate 2.jpg|六堰頭首工(先代)で使用されていたローリングゲート 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「六堰」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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