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野猫(のねこ)とは、ネコ科の家畜種であるネコ(イエネコ)が野生化した個体群である。しばしば片仮名でノネコと書かれる。 野良猫と野猫は、通常は同じ意味だが〔猫の不思議サイエンス 野猫はいかに「縄張り」を共有するのか? 監修/どうぶつ行動クリニック・ファウ 尾形 庭子先生 - 花王 〕〔日高市 野生鳥獣の保護について 〕〔大辞泉 のねこ 〕、狩猟鳥獣としてハンティングの対象として良しとするため、野猫と野良猫は違うものであるとされたこともある〔衆議院会議録情報 第043回国会 農林水産委員会 第17号 〕。この場合の野猫の定義は、人間の生活圏への依存が全くみられない、野生動物であるとされる。野猫と野良猫に遺伝的な違いはないが、食生活によって区別するとされる(昭和三十八年の国会における林野庁指導部長による発言〔)。 イエネコは従来、ネコ科ネコ属のネコという種 () とされてきたが、最近になって、ヤマネコ () の1亜種 () もしくはそれ以下の変種等と見なされるようになった。すなわち、野生化したイエネコである野猫と、本来的な野生動物である一般的なヤマネコとは、亜種という区分においてのみ、遺伝的に異なるグループである。従って、イエネコとその他のヤマネコとは、交雑する。 ただし、ここでいうところのヤマネコ種とは日本に生息するベンガルヤマネコ (対馬のツシマヤマネコ () と西表島のイリオモテヤマネコ ()) (ベンガルヤマネコ属)とは属レベルで異なるため。上記の図式に当てはまる事はなく、交雑も認められない。 ==概要== 野猫は山野に広く生活するイエネコであり、穏和で一箇所に居つく性質の強い飼い猫などとは違い、比較的広い縄張りをもち、野鳥やネズミ・昆虫などの小動物を獲って生活している。 人間社会に依存せず、自力で餌を獲り、人里にはあまり近づかないが、まれに田畑などに住むノネズミなどを獲る姿が見られる。 もちろん、特定の飼い主や住む家はない。 いわゆる「野良猫」は野猫とは違い、人間の生活圏に依存している個体を含むため、厳密な意味ではすべてを「野生動物」とはいえない。一方の野猫は、基本的に人間社会から独立して生活していることから、野生動物であるといえる。生物分類上はいずれもイエネコで、生活圏の違いをもって、便宜的に区別しているが両者の厳密な区別はない。たとえ飼いネコであっても、その本来の習性に則って、野猫のように狩りをすることもあるが、それを以ってその個体が野猫であるということにはならない。 野猫の場合、通常、人間からはまったく餌を与えられていない。 ネコ科動物の例に漏れず、野猫も非常に警戒心が強く、人にはなつきにくい。 しかし、人間の手によって次第に餌づけされて野良猫化したり、さらには飼い猫として飼われるようになることもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「野猫」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Feral cat 」があります。 スポンサード リンク
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