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野比 のび助(のび のびすけ)は、藤子・F・不二雄の漫画作品「ドラえもん」に登場する架空の人物。副主人公野比のび太の父で、のび太と源静香の息子ノビスケの父方の祖父。年齢は原作では36歳〔2巻『地下鉄をつくっちゃえ』〕、アニメでは41歳とする話がある〔アニメ第1320話『逆成長グラス』(1994年9月30日放送)より、30年前にのび太と同い年から。〕。 == 趣味・特技・性格 == 一人称は「ぼく」、もしくは「パパ」(初期では「おれ」と言ったこともある)。玉子からは「あなた」もしくは「パパ」、のび太からは「パパ」と呼ばれているが、初期には「とうさん」と呼ばれていた。真面目でのんびりとした性格。玉子とは対照的に背が低く、やや太った体型。趣味はもっぱら酒を飲むこと〔10巻『ようろうおつまみ』、36巻『酒の泳ぐ川』など〕。下手の横好きだがゴルフや釣りも嗜む。もっともゴルフに関しては腕そのものより、雨に降られやすい(いわゆる「雨男」)ことのほうが悩み〔34巻『雨男はつらいよ』〕。ドラえもんの道具「雨男晴れ男メーター」での計測結果によると、マイナス8.5という数値(メーターの最大値はマイナス10)を記録したほど。 運動神経が鈍く、運転免許の技能試験に何度も落ちている。指導員から「あんたみたいなへたくそは運転しないほうがいい」とまで言われるが本人曰く、「僕は本当は運転がうまいんだ。先生が横でうるさいから悪いんだ」とのこと〔14巻『ミニカー教習所』〕。しかし「確かにぼくはへたくそだ。へたくそだから習いに行くんじゃないか!」と悔しがる場面もある。5巻の『宝くじ大当たり』では玉子から車の購入を強請られている。のび太が生まれた時には全力疾走で病院に向かう描写があり、いざというときに爆発する潜在能力は、のび太同様に目を見張るものがある(また同話で玉子に「あなたに似たら、運動ならなんでもこいのスポーツマン」と言われていた)〔2巻『ぼくの生まれた日』〕。上記の運転免許のエピソードではコース上ではかなりの高速でも上手く運転していたが、のび太たちの制止を聞かずに家の敷地外に出てすぐ子供のおもちゃのダンプと衝突する事故を起こした。また、のび太が生まれた時の全力疾走の最後には、生まれたばかりの赤ん坊と玉子を取り違えて笑われるというそそっかしい面が見られる。 不器用で、日曜大工仕事も苦手〔5巻『重力ペンキ』〕。意思が弱く、ダイエットは3日も続かない〔テレビアニメ2期「強〜いイシ」(2008年1月25日放送、2011年1月14日再放送)〕。癖は貧乏揺すり〔7巻『くせなおしガス』〕。頻繁に喫煙しており、煙草の銘柄は「チェリー」〔11巻『自動販売タイムマシン』〕を中心に、両切りの「ピース」〔9巻『無人島の作り方』〕、「セブンスター」〔『7万年前の日本へ行こう』(1990年10月5日放映)〕など、いずれも濃いめのたばこを吸っている(ただし、喫煙に対する規制が厳しくなっている現在の感覚では濃い部類だが、連載当時は一般的な銘柄であった)。アニメでは、「マイルドセブン」を吸うシーンもある〔大山版アニメ『強いイシ』(1996年12月31日放映)。当時は左端に青いラインの2代目デザインが販売されていたが、セブンスターに類似した星に7をあしらった初代デザインが描かれていた〕。今までに少なくとも32回の禁煙失敗歴を持ち、妻の玉子に「完全にニコチン中毒ね」と言われている〔24巻『ジャイアンリサイタルを楽しむ方法』〕。だがアニメでは『くろうみそ』(2005年11月25日放送)を最後に吸う描写はない(そのとき吸っていた銘柄はラーク)。 ギャンブルに興じる場面はない。ただし、原作の「ペコペコバッタ」ではドラえもんの道具の効力で会社の帰りに麻雀をしていたことを玉子に謝罪している。アニメ版ではのび助が財布を無くした時「煙草も吸えない、おでんも食べられない、それからパチンコも出来ない。ああ、生きていく楽しみが何にも無い」と嘆く場面はある〔大山版アニメ『おくれカメラ』〕。近いものとして、一時期は宝くじに熱中したり〔5巻『宝くじ大当たり』〕、知人達と共に麻雀をしたこともあった〔大山版アニメ『百鬼せんこう』〕。しかし、はずれくじを5万円分も買い続け、玉子にもう買うなと言われてしまう。しかしこの直前に、一等600万円の当たりくじを買うという強運も持ち合わせている(当選事実に喜び合うのび太、ドラえもん、玉子だったが、当ののび助は玉子との約束を思い出して、当たりくじを友人に売ってしまっていた(第2期では募金に回している)。そのためドラえもんと玉子は激怒しのび太はうなだれていたがのび助は「なんで約束守ったのに怒られるんだ?」と嘆いていた)。その後玉子は宝くじを買うのを許したらしく、9巻『ごきげんメーター』で10万円、36巻『サカユメンでいい夢みよう』では100万円を当てている。 女性に対し奥手で玉子以外の女性に興味を持つ描写はない。 プロ野球・読売ジャイアンツファンである。巨人が負けていれば機嫌が悪くなり、勝てば機嫌を良くしてのび太とドラえもんにお小遣いをあげていた〔『ドラえもんプラス』3巻「一発逆転ばくだん」〕。 戦時中だった子供の頃(原作では1945年6月10日)、疎開先である少女(実は女装したのび太であり、あまり可愛いとはいえない容姿であったがのび助の回想の中では何故か少女漫画チックなほどに美少女として描かれていた)に一目ぼれする〔3巻『白ゆりのような女の子』〕。連載当初は終戦後24年目であり、のび太の親世代は皆戦争経験者であったことから、タイムマシンを使った戦時下エピソードも数本が描かれた〔5巻『ぞうとおじさん』など〕。しかし連載が長期化するにおよんで、次第に描かれなくなっていった〔のび助が戦争経験者である設定が登場した最も遅い時期の作品としては31巻『あとからアルバム』(1983年発表)がある。〕。 妻の玉子とは対照的に、のび太とドラえもんにはやや甘い(生まれたてののび太の事を「ウヒョー! 玉のようなかわいい男の子!」とデレデレした表情で見ていた場面もある)が、時おり玉子から頼まれてのび太を叱ることもある。まれに彼自身の判断で自主的にのび太を叱ることもあるが、その場合には玉子のように感情にまかせて怒鳴り付けるのではなく、じっくりと諭すように説教している〔8巻『くろうみそ』では、様々な格言や諺の知識を駆使して2ページに及ぶ説教を行っている。〕。しかし、14巻『夢まくらのおじいさん』では急に態度を変えて極端に厳しくなったことがある。彼の父親は厳しい人物であったため、のび太も同じように厳しく育てなければならないと考えて、一時的ではあるが虐待に近い躾(のび太に対して厳しい玉子が止めるほど)を試みていた〔実際には、のび助の父親は表面上は厳しくても、陰ではのび助を気遣っていた。そもそも彼の厳しい教育は、気の優しい妻(のび助の母親)の協力があってこそ成立し得るものであったが、のび助はその事に気付いていなかった。〕。叱る内容としては、勉強の成績のことよりも、のび太が外で活発に遊ばず家の中でくすぶっている傾向について叱ることが多い。他力本願な考えには厳しく、「さようならドラえもん」ではドラえもんとの別れを拒むのび太に「人に頼ってばかりいてはいつまで経っても一人前になれない」と声を荒らげる描写もある。 のび太がクリスマスにゲームやラジコンが欲しいと言ったにも関わらず、リクエストを無視して本(偉人関係の本が多い)を買ってくるというケチな所がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「野比のび助」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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