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野生児ピーター : ミニ英和和英辞書
野生児ピーター[やせいじぴーたー]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [の]
 【名詞】 1. field 
野生 : [やせい]
  1. (n,vs) wild 2. growing wild 
: [せい, なま]
  1. (adj-na,n,adj-no) (1) draft (beer) 2. draught 3. (2) raw 4. unprocessed 
: [じ]
  1. (n-suf) child 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

野生児ピーター : ウィキペディア日本語版
野生児ピーター[やせいじぴーたー]

野生児ピーター(Peter the Wild Boy、:Wilder Peter von Hameln、? - 1785年2月22日)は1725年の春、ドイツハーメルン付近の森で発見された男児。後にジョージ1世により大英帝国に招かれ、教育を受けたが殆ど言葉を話すことが出来なかった。彼はスウィフトの小説のモデルともなった。
== ピーターの生涯 ==
発見された当時、彼はおよそ12歳で、裸〔シャツの切れ端だけで殆ど裸だったという証言もある。〕で動物のように四つんばいになって歩いていた。人が近づくと奇声をあげて木々の間を逃げ去った。草と葉を食べて生きていたとされている。発見された当時「裸の、褐色がかった、黒い髪の生きもの」と報告された。
ピーターの生い立ちに興味を抱いたジョージ1世によってイギリスに連れてこられた。
ピーターは正装をさせられて王宮の会食のテーブルについたが、マナーを理解できなかったため、大騒ぎとなった。彼はパン以外、野菜、果物、生肉を大量に食したと記録されている。
1726年の春、森へ逃げ込み騒ぎを起こしている。彼が連れ戻された時、キャロライン王女の近くで暮らすことを望み、王女のはからいで、王室のペットとして、王女のウエストエンドの別荘で暮らすことが許される。ピーターは毎朝スーツを着込む事には熱心だったが、夜は床に丸まって寝たとされている。
ピーターに関する興味と憶測はロンドン中を騒がせ、懐疑的なジョナサン・スウィフトによって風刺とからかいの対象となった。彼の肖像画の入ったポスターは今も残っている。
彼に対する教育は目立った成果がなく、言葉も殆ど話せなかったとされている。1728年には王女の別荘を離れ、ハートフォードシャーノースチャーチにある農家に移り住むこととなり、ピーターは農家の手伝いをして暮らした。生活費として王家から年35ポンドが生涯の間、支給されつづけた。
ピーターはジンと音楽を好み、疲れるまで奇妙なダンスに熱中したとされる。そしてあちらこちら徘徊し、何度も不審者として逮捕されてしまうため、ついに名前と住所入りの頑丈な革の首輪がつけられてしまった。
ピーターは1785年2月22日に亡くなった。推定70歳没。彼の墓はノースチャーチにあるセントメリーズ教会の入り口に現存している。〔『Peter the Wild Boy』by :en:Roger Moorhouse

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「野生児ピーター」の詳細全文を読む




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