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筏津ダム(いかだづダム、いかだつダム、いかなづダム〔筏津ダムの「筏津」の読みについて、ダム便覧は「いかだづ」、『四国電力50年のあゆみ』では「いかだつ」、『角川日本地名大辞典』では「いかなづ」としている。なお、現地地名としての「筏津」の読みは「いかなづ」である。〕)は、高知県高岡郡越知町野老山(ところやま)、一級河川・仁淀川水系仁淀川に建設されたダム。野老山ダムともいう。高さ25.5メートルの重力式コンクリートダムで、四国電力の発電用ダムである。同社の水力発電所・仁淀川第三発電所に送水し、最大1万キロワットの電力を発生する。 == 歴史 == 愛媛県から高知県へと流れる仁淀川では、古くから愛媛県側を伊予鉄道電気が、高知県側を高知県営にて、それぞれ水力発電所の建設を進めたことで、一大電源地帯が形成されていた。これら仁淀川の水力発電所は戦後になって四国電力が継承。同社は仁淀川中流部において、既存の仁淀川発電所、加枝発電所の下流に仁淀川第三発電所の建設を計画した。1955年(昭和30年)に漁業および公共補償問題を解決させ、1956年(昭和31年)5月1日に着工。現場はたびたび洪水に襲われ、仮設備のみならず作業員までもが濁流の中に消えていった。こうした難工事の中にあっても新工法の導入によって工期の延伸は抑えられ、完成した発電所は1958年(昭和33年)8月9日に運転を開始した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「筏津ダム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ikadatsu Dam 」があります。 スポンサード リンク
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