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金井 喜一郎(かない きいちろう、1901年9月 - 1961年7月16日)は、日本の映画監督、映画プロデューサー、作画監督、撮影監督、であり、実業家である〔津堅, p.159-162.〕〔時事, p.201.〕〔''金井木一路''、日本映画データベース、2013年4月16日閲覧。〕〔''金井木一路''、日本映画情報システム、文化庁、2013年4月16日閲覧。〕〔''金井喜一郎''、KINENOTE, 2013年4月16日閲覧。〕〔''金井喜一郎''、''金井木一路''、東京国立近代美術館フィルムセンター、2013年4月16日閲覧。〕。出生名佐藤 喜一郎(さとう きいちろう)、養子縁組後本名金井 喜一郎、筆名金井 木一路(かない きいちろ)〔〔〔〔。日本初のアニメーション作家のひとりである北山清太郎の助手からキャリアを始め、アニメーション映画の撮影・作画、独立後はドキュメンタリー映画の製作も行ったことで知られる〔〔。東京線画フィルム製作所、都商会、都映画社、「目黒スタジオ」として知られる東京録音現像をそれぞれ創立し、代表を務めた〔〔。 == 人物・来歴 == 1901年(明治34年)9月、栃木県足利郡足利町(現在の同県足利市)に生まれる〔〔。佐藤家に生まれ、金井家に養子に行く〔。のちのアニメーション作家の佐藤吟次郎は実弟である〔。 数え年16歳になる1916年(大正5年)ころ、旧制・明治薬学専門学校(現在の明治薬科大学)に入学すると同時に、北山清太郎の書生となり、東京府東京市麹町区麹町平河町(現在の東京都千代田区平河町)にあった北山の自宅兼アトリエに住み込む〔。当時の北山は、日活向島撮影所に招かれ、アニメーション映画の製作を行っており、やがて1921年(大正10年)、北山がを設立すると、これに参加する〔。同製作所では、日活向島撮影所出身の撮影技師である高城泰策とともに、おもに撮影に従事した〔。金井は、この時期に前後して、明治薬学専門学校を卒業している〔。 1923年(大正12年)に独立、東京市赤坂区青山南町3159番地(現在の東京都港区南青山)に東京線画フィルム製作所を設立する〔。『映画年鑑 1962』によれば、設立は1924年(大正13年)であるという〔。1930年(昭和5年)5月26日、長男の遠山一(本名金井哲夫、現在のダークダックスの「ゾウ」)が生まれる〔〔ダークダックスについて 、特定非営利活動法人ダークダックス館林音楽館、2013年4月16日閲覧。〕。1931年(昭和6年)、合名会社都商会を設立、同社の代表社員に就任、短篇ドキュメンタリー映画を多く製作する〔。都商会は、戦時統合で理研科学映画に統合された〔田中, p.149.〕。 第二次世界大戦後は、千代田区神田金澤町2番地(現在の同区外神田3丁目)に、新たに株式会社都映画社を設立、代表取締役社長となる〔〔新潮, p.120.〕。それと並行して、東京録音現像株式会社を設立、代表取締役社長に就任、目黒区下目黒4丁目999番地(現在の同区下目黒6丁目15番22号)に「目黒スタジオ」と呼ばれるアフレコ・ダビングと現像のできる施設を持った〔時事, p.26.〕。同社では、ニュース映画の録音・現像を中心として短篇映画のポストプロダクション業務に始まり〔時事, p.343.〕、テレビ映画やラジオ番組および映画の録音スタジオ、現像、放送用の音楽録音、スチル写真の製作等も行った〔。同社は、1956年(昭和31年)4月には、大藤信郎の短篇アニメーション『幽霊船』の録音業務を行った記録がある〔幽霊船 、日本映画データベース、2013年4月16日閲覧。〕。このころ金井は、伊藤武郎らの独立映画の監査役も務めており〔国民, p.209.〕、目黒スタジオも、小規模製作会社、いわゆる「独立プロ」の録音・現像業務を引き受け、とくに若松孝二の若松プロダクション作品の「録音・現像」に多くクレジットされた〔、2013年4月16日閲覧。〕。 1961年(昭和36年)7月16日、心臓弁膜症に狭心症を併発し、死去した〔。享年61(満59歳の没〔)。目黒スタジオ(東京録音現像)代表の後任は、愛光商会社長の今田富雄が務めた〔時事, p.136.〕。「金井木一路」の著作権は妻・金井ぬいが、相続人としてこれを相続した〔放送, p.36.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「金井喜一郎」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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