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『釣りキチ三平』(つりキチさんぺい)は、矢口高雄による日本の漫画作品。また、それを原作としたアニメ作品。1973年から10年間、『週刊少年マガジン』(講談社)に連載され、当時の看板作品のひとつであると共に、自然派漫画の代表的存在であった。『週刊少年マガジン』では長編を、『月刊少年マガジン』(講談社)では短編を同時連載していた。続編や単発の読み切り作品もたびたび発表されている。 現在矢口高雄1人による描き下ろし『パーソナルマガジン』の看板作品として『平成版・釣りキチ三平』を連載再開している。 2009年3月20日に、東映配給、滝田洋二郎監督による実写映画版が日本で公開〔制作発表は2008年7月。「『釣りキチ三平』映画化 県内ロケ、今月開始」秋田魁新報2008年7月11日付朝刊24面。 実写版『釣りキチ三平』、須賀健太演じる“そのまんま三平姿”初公開 ORICON STYLE 2008年8月14日付。〕。詳細は本項の“ #劇場版 ”を参照。 == 概要 == 魚釣りが大好きな「釣りキチ」(「釣りキチガイ」の略、つまり熱狂的に釣りが好きな人のこと)少年三平が、日本中、世界中のさまざまな魚釣りに挑戦する釣り漫画である。矢口高雄の代表作となっている。韓国、台湾、イタリアでも出版され、特にイタリア語ではオリジナルソングも作られた。現地のタイトル名は「SAMPEI」。 作者自身が幼少の頃からの釣り好きであり、作中に出てくる魚は「幻の怪魚」の類を除けば、ほとんど全て(釣っていない魚はムツゴロウとアカメの二種のみ)を実際に作者自身が釣っているため、その写実的な釣りの描写に特徴がある。また、初挑戦の三平がその釣りを体験していくのに合わせ技術的な説明が随所に加えられるため、釣りの疑似体験、あるいは入門書としても通用する。 『釣りキチ』いう題名の中にある『キチ』という言葉が、きちがいを短くした物という意味もあり、現在では差別用語・放送禁止用語とされている傾向から、一時期言葉狩りの対象となった〔『拡大する放送禁句・第6弾 「釣りキチ三平」から「植物人間」まで』、「放送レポート 第66号」晩聲社、1984年1月。〕。 主人公の名前「三平三平」は、姓の三平は大毎オリオンズの三平晴樹、名の三平は漫画家の白土三平から〔釣りキチ三平の釣れづれの記 平成版(矢口高雄著 講談社)〕、「魚紳」の名前は銀行員時代に作者が知り合った釣り雑誌のライターでもある釣り師「加藤魚紳」から取っている。 昭和時代の『三平』を終わらせた理由として「他のテーマの漫画を描いておきたい」ということで「封印」したとのこと。終了後もファンからのアンコールが多く、2000年の「漫画家生活30周年パーティー」の時に祝福として受けた。 「もう一度“三平くん”に会いたいネ…!!」 との多くの言葉に、描くまいと意地を張っていた心を揺り動かされた作者は『平成版・釣りキチ三平/地底湖のキノシリマス』を描いてみたのだった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「釣りキチ三平」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tsurikichi Sanpei 」があります。 スポンサード リンク
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