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釣瓶落とし : ミニ英和和英辞書
釣瓶落とし[つるべおとし]
(n) sinking quickly
===========================
: [つり]
  1. (io) (n) fishing 2. angling
釣瓶 : [つるべ]
 (n) well bucket
釣瓶落とし : [つるべおとし]
 (n) sinking quickly
: [びん]
 【名詞】 1. bottle 
: [おち]
 【名詞】 1. joke punch line 
釣瓶落とし : ウィキペディア日本語版
釣瓶落とし[つるべおとし]

釣瓶落とし(つるべおとし)または釣瓶下ろし(つるべおろし)とは、京都府滋賀県岐阜県愛知県和歌山県などに伝わる妖怪。木の上から落ちて来て、人間を襲う、人間を食べるなどといわれる。
== 伝承 ==
大正時代の郷土研究資料『口丹波口碑集』にある口丹波(京都府丹波地方南部)の口承によれば、京都府曽我部村字法貴(現・亀岡市)では、釣瓶下ろしはカヤの木の上から突然落ちてきてゲラゲラと笑い出し、「夜業すんだか、釣瓶下ろそか、ぎいぎい」と言って再び木の上に上がっていくといわれる。また曽我部村の字寺でいう釣瓶下ろしは、古いの木から生首が降りてきて人を喰らい、飽食するのか当分は現れず、2、3日経つとまた現れるという。同じく京都の船井郡富本村(現・南丹市)では、ツタが巻きついて不気味な松の木があり、そこに釣瓶下ろしが出るとして恐れられた。大井村字土田でも、やはり釣瓶下ろしが人を食うといわれた。
岐阜県久瀬村(現・揖斐川町)津汲では、昼でも薄暗いところにある大木の上に釣瓶下ろしがおり、釣瓶を落としてくるといい、滋賀の彦根市でも同様、木の枝にいる釣瓶下ろしが通行人目がけて釣瓶を落とすといわれた。
和歌山県海南市黒江に伝わる元禄年間の妖怪譚では、古い松の大木の根元にある釣瓶を通行人が覗くと光る物があり、小判かと思って手を伸ばすと釣瓶の中へ引き込まれて木の上へ引き上げられ、木の上に住む釣瓶落としに脅かされたり、そのまま食い殺されたり、地面に叩きつけられて命を落としたという。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「釣瓶落とし」の詳細全文を読む




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