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釧路テレビ・ラジオ放送所(くしろテレビ・ラジオほうそうじょ)は、北海道釧路市の旧釧路市地区などにある釧路総合振興局・根室振興局管内のテレビジョン放送及びラジオ放送の基幹送信所である。 ==概要== *アナログ放送はそれぞれ個別に送信所を設けており、一部地域では送信所の方向が異なるため、VHFアンテナやUHFアンテナが2本ずつ必要な場合もあったが、地上デジタル放送は北海道文化放送 (UHB)アナログ送信所の西側にNHK釧路放送局を含めた各局共同の釧路デジタルテレビ送信所を設置したことから、アナログ放送終了後は2011年8月17日試験放送開始、26日開局したテレビ北海道(TVh)を含めてUHFアンテナ1本で済むようになる。 *2011年7月24日の地上アナログテレビ放送終了後、北海道テレビ放送(HTB)アナログ送信所は他社との相乗りの施設がなく、地上アナログテレビ放送終了とともに運用を終えた。また、引き続きAMラジオ送信所として運用してきた北海道放送(HBC)と札幌テレビ放送(STV)は、老朽化と津波対策などを理由に2014年11月に隣町となる釧路郡釧路町へ移転した〔ラジオ送信塔、移転新設へ/釧路 (2014年6月1日釧路新聞記事より)〕。 *一方、NHK釧路放送局はAM・FMラジオの送信所、旧UHBは民放FMラジオ2局の共同送信所としてそれぞれ継続運用している。 *アナログ放送では技術的・コスト的問題から、他の道内基幹局と同様、NHK釧路放送局以外では音声多重放送を実施していなかったため、音声はモノラルであった。但し、字幕放送やアナログデータ放送は回線使用料を現状維持できるため利用可能であった。なお、民放各局の音声多重放送はデジタルのみ実施し、アナログでは放送終了まで行われなかった。 *地上デジタル放送については、NHK釧路放送局のみコールサインがあり、民放は札幌放送局を親局とする同一の放送系統の範疇における中継局として都合上付かないことになった。そのため、STVアナログテレビに与えられていた「JOSY-TV」は他に使用しているテレビ・ラジオ放送局がなく、アナログ放送終了とともにコールサインも返上されたが、HBCアナログテレビに与えられていた「JOQL-TV」はラジオでも同じ「JOQL」のコールサインを使用しているため存続されている。 *これは、民放が全国的に都道府県を基本エリアとするためであり、先発地域ではアナログで親局以外にコールサインが付いていた局がデジタルでは全て中継局扱いとなっている。 *TVhはアナログ放送では開局しなかったが、デジタル放送では地デジ完全移行直後となる2011年8月17日に試験放送を開始、26日に開局〔テレビ北海道が道東へ拡大計画-釧路新聞~釧路と根室地域のニュースをお届けするウェブサイト!~(2010年11月20日) 〕〔来夏から釧路で放送/テレビ北海道-釧路新聞~釧路と根室地域のニュースをお届けするウェブサイト!~(2010年12月22日) 〕〔TVh、8月放送開始へ/釧路局などに予備免許-釧路新聞~釧路と根室地域のニュースをお届けするウェブサイト!~(2011年6月2日) 〕〔来月17日試験電波発射 TVh/釧路に中継局を開設 管内一部で視聴可能に(2011年7月16日釧路新聞)〕〔釧路の放送開始へ記念番組/TVh/-釧路新聞~釧路と根室地域のニュースをお届けするウェブサイト!~(2011年8月3日) 〕〔釧根圏の一部で試験放送を開始/TVh-釧路新聞~釧路と根室地域のニュースをお届けするウェブサイト!~(2011年8月18日) 〕〔株式会社テレビ北海道の地上デジタルテレビ中継局に予備免許(北海道総合通信局平成23年6月1日発表報道資料) 〕〔地デジ中継局試験電波発射のお知らせ(北海道総合通信局平成23年8月17日発表報道資料) 〕〔広報くしろ平成23年8月号7ページ下半分右側(テレビ北海道が視聴できるようになります) 〕。既に他局が2007年10月1日の放送開始から運用している、釧路デジタルテレビ送信所に相乗りする形となった(ただし、鉄塔とUHF送信アンテナのみ共用で、局舎は既存の建物とは別に建設された。)。デジタル完全移行後のTVh送信所・中継局の開局は当中継局と同日開局した振内中継局(平取町)とともにこれが初めてである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「釧路テレビ・ラジオ放送所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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