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釧路空港(くしろくうこう、)は、北海道釧路市にある空港。空港法では第4条1項5号に該当する空港として政令で定める空港に区分されている。滑走路など施設の一部は白糠郡白糠町に跨る。愛称はたんちょう釧路空港。 == 概要 == 釧路市中心部より北西に約20km離れた丘陵上に位置する。近隣に釧路湿原国立公園と阿寒国立公園を擁し、道東の拠点空港として重要な役割を担っている。 滑走路は17/35方向に2,500m。一部は高さ50mの高盛土の上に造成されている。滑走路全体に渡り、平行誘導路を有する。着陸帯の幅は300mであり、計器着陸に対応している。計器着陸装置(ILS)は滑走路17に設置。 海岸から約5kmの位置にあり、親潮の上で南風冷やされることから夏場は霧の影響を受けやすいため、1970年(昭和45年)1月8日にVOR(超短波全方向式無線標識)を設置したのを皮切りに〔釧路市地域史研究会 『釧路市統合年表:釧路市・阿寒町・音別町合併1周年記念』 釧路市 、2006年10月。〕、1973年(昭和48年)11月1日にILSの導入〔、1995年(平成7年)10月12日から地方空港としては全国で初めてILSカテゴリーIIIAによる運航が始まり〔、霧や悪天候による欠航が200便/年近くあった状況が1/4以下に改善された。さらに2006年(平成18年)4月13日よりILSカテゴリーIIIBで運用している。このため、このシステムに対応している中型機・大型機では濃霧や悪天候時でも安全な離着陸が可能となっている。しかし、北海道内の他の空港との路線では小型のプロペラ機などでの運行が多く、システムに対応していないため、霧の際に欠航する率が高い状況が続いている。 滑走路35方向に新たにカテゴリーⅡの設置要望を釧路商工会議所が行っている。これは既存道内便と急増するアジア各国からの航空機はカテゴリーⅡの対応機が多い為である。 年間利用客数は、国内669,739人、国際10,868人(2014年度)。 1991年(平成3年)11月10日にシンガポールへの国際チャーター便の運航が開始され、国際線の運行が始まることになった〔“釧路から海外直行便”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1991年11月11日)〕。 2009年(平成21年)1月からチャーター便で乗り入れを始めた台湾の復興航空が、2012年(平成24年)9月7日から定期便としての運行に切り替えたため、国際線の定期便が初めて就航することになった。この台湾路線は、搭乗率がよく同年12月28日に早くも機材の大型化が行われたものの、航空会社の機材不足が原因で2014年(平成26年)5月末で運航が休止されることになった。 国際便の就航に伴うCIQ体制は、税関は函館税関釧路税関支署、出入国管理は札幌入国管理局釧路港出張所、検疫は小樽検疫所釧路出張所が対応していた。 道東一帯の各空港を管轄する東京航空局の空港事務所、および海上保安庁の釧路航空基地、新千歳航空測候所釧路空港出張所を併設している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「釧路空港」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kushiro Airport 」があります。 スポンサード リンク
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