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釿(ちょうな)とは、木工に用いられる工具である。チョンナとも発音される。漢字では釿のほか、「錛」、「手斧」と表記する。 英語ではadze(アッズ)(; アメリカ英語: adz) と呼ばれる。 == 概要 == 鍬に似た形状をした斧の一種で、鉋が普及する以前は木材の荒削り用として世界各国で使われていた。 石器時代から存在する、歴史のある工具である。 使用の際は、使用者が材の上に立ち、足元にちょうなを振り下ろしながら後ずさりすることで、材木を荒削りする。また、大木を刳り抜いて臼、捏ね鉢、丸木舟などを作る際にも用いられる。 臼や丸木舟作りに用いられるちょうなは「臼彫り」「モッタ」などと呼ばれ、材木削り用のものより柄が短く、片手でも使える。日本式のちょうなの柄はエンジュ材を湾曲させたものであり、その先端に槍のように刃を差し込む。一方、西洋式のちょうなは、鍬やマトック(つるはしの一種)と同じく、直線的な柄に直角に刃をはめ込む。欧米におけるちょうなは木材加工以外に老朽家屋の解体にも用いられ、単独の道具ながらあらゆる用途に用いられる〔Mooallem, Jon ''This Old Recyclable House '', Retrieved 29 September 2008.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「釿」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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