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鈴木商店(すずきしょうてん)は、かつて存在した日本の財閥、商社。樟脳、砂糖貿易商として世界的な拠点網を確立するとともに、製糖・製粉・製鋼・タバコ・ビールなどの事業を展開。さらに保険・海運・造船などの分野にも進出し、ロンドン・バルティック取引所で日本企業として2番目のメンバーとなる。 鈴木商店の子会社の1つ、日本商業会社は岩井産業と合併し日商岩井へ、更にニチメンと合併し現在の双日のルーツの一つでもある。 == 歴史 == === 創業期 === 1874年(明治7年)、兵庫の弁天浜に川越藩の鈴木岩治郎が、当時番頭をしていた辰巳屋ののれんわけで鈴木商店を開業する。 1886年(明治19年)、のちに鈴木商店を支える金子直吉が鈴木商店に丁稚奉公に入る。順調に売上を伸ばし神戸八大貿易商の一つに数えられるようになる。しかし、1894年(明治27年)に鈴木岩治郎が死去。廃業の提案をよそに夫人の鈴木よね(米)〔2014年5月9日に開局55周年の特別番組として読売テレビ制作、玉岡かおるの原作で「お家さん」というよねを主人公にしたドラマが放送された。よねを天海祐希、奉公人・金子直吉を小栗旬が演じた。「明治、大正、昭和と激動の時代を駆け抜けた女の物語!日本一の商社を作った女主人と、彼女の夢を叶えるため生涯を捧げた大番頭の奇跡に涙する」というコピーだった。〕が金子直吉と柳田富士松の両番頭に委任し事業を継続する。その直後、金子は樟脳の取引で損失を出す。しかし、鈴木よねはそのままの体制で経営を続ける。 * 1899年(明治32年)、後藤新平台湾総督府民政長官が目指す樟脳の総督府専売に反対する業者らの団結を、鈴木商店(金子直吉)が切り崩した功績を認められて、台湾樟脳油の販売権を獲得。 * 1902年(明治35年)、出資金50万円を以て合名会社鈴木商店へ組織変更(これまで個人商店だった)。 * 1905年(明治38年)、神戸製鋼所の前身の小林製鋼所を買収する。 * 1906年(明治39年)、ミカドホテル新館を取得し、本店を栄町通から相生町に移転する(1918年米騒動の際に焼き討ちの標的となった建物)。 以降、大正時代には、下記の会社を次々と買収。 * 1915年(大正4年) 播磨造船所、日本金属工業、南洋製糖他 * 1916年(大正5年) 帝国染料他 * 1917年(大正6年) 大田川水電、浪華倉庫、南朝鮮鉄道、信越電力他 * 1918年(大正7年) 日本冶金工業、旭石油、東洋マッチ、帝国樟脳他 * 1919年(大正8年) 帝国炭素、国際汽船他 * 1920年(大正9年) 帝人(旧帝国人造絹糸)、新日本火災保険他 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鈴木商店」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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