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iron-deficiency anemia =========================== ・ 鉄 : [てつ] 【名詞】 1. iron ・ 欠 : [けつ] 【名詞】 1. lack 2. deficiency 3. vacancy ・ 欠乏 : [けつぼう] 1. (n,vs) want 2. shortage 3. famine ・ 貧 : [びん] 1. (n,vs) poverty 2. becoming poor 3. living in poverty ・ 血 : [けつ, ち] 【名詞】 1. blood 2. consanguinity
鉄欠乏性貧血(てつけつぼうせいひんけつ、)とは、体内に鉄が不足する事により、充分にヘモグロビンを生産できなくなることで生じる貧血のことである。 == 病態 == 赤血球は細胞内に血色素(ヘモグロビン;Hb)を含有しており、鉄は血色素を構成する必須成分の1つである。血色素が酸素を結合して運べるのは、鉄の存在があればこそである。その鉄が体内で不足する事により、充分な血色素を生合成できなくなり生じる貧血である。赤血球数は、正常域にあることが多いため、赤血球1つ1つに含まれる血色素量は低下する(低色素性)。また、赤血球の前駆細胞である赤芽球も、赤色骨髄内での数が増加するものの、そのサイズは正常な赤芽球と比べると小さい(つまり、小さな赤芽球が大量に作られる)〔大西 俊造、梶原 博毅、神山 隆一 編集 『スタンダード病理学 (第2版)』 p.408 文光堂 2004年3月30日発行 ISBN 4-8306-0449-2〕。 * 生殖年齢の女性は、月経により定期的に出血を生じるが、その際、赤血球に含まれる鉄も体外に排出される。そのため、女性は基本的に鉄分が不足しがちである。 * 若年女性などが偏食や無理な減量によって必要な量の鉄を摂取していない場合は鉄欠乏性貧血に陥りやすい。 * 子宮筋腫の存在する女性が更年期近くになって出血量が増加し鉄欠乏性貧血になる例も多く見られる。 * 胃潰瘍、胃癌、痔、大腸癌、などの消化管出血が鉄欠乏の原因となることがある。特に右半大腸癌は鉄欠乏性貧血が唯一の症状であることがある。まれに他の悪性腫瘍が原因で慢性的に出血して鉄欠乏性貧血を生じる事もある。特に偏食をしているわけでもない男性が鉄欠乏性貧血であった場合、しばしば消化管からの慢性的な出血を疑う。 鉄欠乏性貧血の診断はさほど難しくはないが、診断・治療にあたっては下記のように原因を検索する必要があり、その際出血の有無、出血源を調べる。蛇足であるが、第二次世界大戦前は回虫や鉤虫症などの寄生虫も大きな原因であったらしい。 貧血一般の症状は貧血も参照。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鉄欠乏性貧血」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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