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鉄道ジャーナル(てつどうジャーナル、Railway Journal)は、東京都千代田区に本社を置く鉄道ジャーナル社が編集・発行し、成美堂出版が発売する日本の月刊鉄道趣味雑誌のひとつである。 1967年(昭和42年)創刊。2010年1月現在の編集長は宮原正和。創刊以来、竹島紀元が編集長を務めていたが、2006年12月刊行の2007年2月号限りで竹島が高齢により編集長の座を退き、後任に宮原が据えられた。 創刊直後より鉄道ジャーナル社にて編集・発行・発売を一貫して手がけていたが、2010年1月刊行の2010年3月号(通巻521号)より発売業務を中堅出版会社の成美堂出版へ移行し雑誌コードも変更となった。 本項では発行元の株式会社鉄道ジャーナル社(てつどうジャーナルしゃ)についても記述する。 == 誌面 == それまで発行されていた鉄道雑誌が、鉄道模型や車両実物を中心とした鉄道趣味の視点から編集を行っているのに対して、「鉄道の将来を考える専門情報誌」を標榜し、「列車追跡シリーズ」という列車の乗車レポート記事を看板に、鉄道の利用実態に関わる現状を詳細にレポートしている。鉄道だけではなく航空機やバスなどの記事も取り入れ、交通政策そのものを含めた社会事情や経済的政治的な視点から鉄道を見る記事で構成されている。また種村直樹による「レイルウェイ・レビュー」といったオピニオン記事や、マスコミによる鉄道記事を独自の視点で分析する「鉄道記事ざっくばらん」という記事があったが、いずれも2006年7月号で終了した。 1967年の創刊号の表紙は国鉄EF90形電気機関車と長野電鉄0系電車(OSカー)である。当初は東亜企画により季刊誌として発売されていたが、同年発行の3号より鉄道記録映画社(現:鉄道ジャーナル社)に引き継がれ、同時に月刊化されている。創刊初期には大学・高校の鉄道研究部有志が社外スタッフとして関わっている。その経験から自ら鉄道雑誌を立ち上げた者(『とれいん』の松本謙一・平井憲太郎や『レイルマガジン』・『RM MODELS』の笹本健次)もいる。またSLブームの最中であった1970年代初期には既に特急列車やブルートレインを取り上げ、その先見性は多くの読者の支持を得た。 1970年代後半になると航空機の発展、モータリゼーションの進展等により鉄道利用者が減少し続け、総合交通体系から鉄道の特性を見つけるべきとの観点から、1980年1月号ではボーイング747を表紙にした鉄道と航空機の共存について特集を組み、更に同11月号では「鉄道と自動車」の特集を組んだ。1984年1月号では日本国有鉄道(国鉄)須田寛常務理事と日本航空 (JAL) 利光松男常務取締役(肩書は当時)のビッグ対談を実現させている。 1985年頃になると国鉄分割民営化が問題になり始め、当誌は分割民営化に関する問題等を逐次伝え、JR発足後は各会社の状況を特集し、JR発足直後から1990年代前半まではバブル景気もあってJR各社の輸送人員が増加したこともあって、鉄道復権を頻繁に特集したりして、その編集方針は多くの読者から評価された。 しかし、2000年代に入ると鉄道趣味的に偏った論調〔例として、アーバンネットワークを特集する回では223系等のクロスシート車を過度に賛美しており、混雑に対応できない等のデメリットについて述べられていないことが殆どである。〕が増えたこと、竹島編集長の歴史見解に関する騒動(詳細は竹島紀元参照)が起きるなど掲載内容の低レベル化が目立つようになってきた。最たる例としては2008年9月号に掲載された阪和線に関する記事がWikipedia日本語版からの丸写しであることが読者からの指摘で発覚しており、同誌11月号に謝罪コメントが掲載されている〔鉄道ジャーナル記事に関するおわび 〕。こうした状況から2007年の編集長交代を筆頭に長年ライターとして活動していた種村直樹との契約を解除したり、「読者論壇」を廃止するなど新たな道を模索中である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鉄道ジャーナル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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