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鉤回 ( リダイレクト:海馬鉤 ) : ウィキペディア日本語版 | 海馬鉤[かいばこう]
海馬鉤(かいばこう〔、Uncus of hippocampus)または単に鉤(こう〔船戸和弥 「Terminologia Anatomica(1998)に基づく解剖学」 一般用語 A00_0_00_408 より「''Uncus/ uncinate(鈎/鈎状[の])Uncus(-i)/ uncinatus こう/こうじょう」「1.鉤:釣り針の形をした構造物。 2.海馬鉤:海馬傍回の前端で内側に弯曲した部分。''」 最終閲覧日 2012-09-16 船戸和弥 「Terminologia Anatomica(1998)に基づく解剖学 神経系 一般用語 A14.1.09.235 より「''鈎 (Uncus 【鈎 こう】 Uncus) Feneis: 306 16''」 最終閲覧日 2012-09-16〕、Uncus)とは、海馬傍回の前端の後外方に折れ曲がった鉤(かぎ)状の部分〔〔井上芳郎 「統合・基礎神経学 - 神経系の構造を中心に」 北海道大学大学院医学研究科・脳科学専攻 神経機能学講座・分子解剖学分野 1990年 p.49 〕。両大脳半球にひとつずつ、計二つある。側頭葉の内側面、側頭極のやや後方に位置している。鉤回(こうかい、Unicinate gyrus)とも呼ばれる。日本語では「鉤」と「鈎」、どちらの漢字も用いられる。 海馬傍回と連続している領域ではあるが、形態学的には嗅脳に分類される〔Henry Gray "Anatomy of the Human Body" (1918) 189#86 〕。嗅覚情報の処理と関わりを持つ領域であることが知られている。 == 歴史 == Uncus という名称は、フランスの解剖学者フェリックス・ヴィック・ダジール(Félix Vicq-d'Azyr, 1746-1794)によって、1786年に出版した著作の中で初めて与えられた〔JC Tamraz, YG Comair (2006) "Atlas of Regional Anatomy of the Brain Using MRI," Springer 2nd ed. p 8. ISBN 978-3540278764〕。
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Uncus 」があります。
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