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【名詞】 1. Milky Way 2. galaxy =========================== ・ 銀 : [ぎん, しろがね] 【名詞】 1. (1) silver 2. silver coin 3. silver paint ・ 銀河 : [ぎんが] 【名詞】 1. Milky Way 2. galaxy ・ 河 : [かわ] 【名詞】 1. river 2. stream
銀河(ぎんが、)は、恒星やコンパクト星、ガス状の星間物質や宇宙塵、そして重要な働きをするが正体が詳しく分かっていない暗黒物質(ダークマター)などが重力によって拘束された巨大な天体である。英語「galaxy」はギリシア語の「galaxias、」を語源とし、意味は英語で銀河系を指す「Milky Way」の語源でもあるミルクである。 銀河には、1000万 (107) 程度の星で成り立つ矮小銀河から、100兆 (1014) 個の星々を持つ巨大な銀河まである。これら星々は恒星系、星団などを作り、その間には星間物質や宇宙塵が集まる星間雲、宇宙線が満ちている。ほとんどの銀河では質量の約90%を暗黒物質が占める。観測結果によれば、すべてではなくともほとんどの銀河の中心には超大質量ブラックホールが存在すると示唆される。これは、いくつかの銀河で見つかる活動銀河の根源的な動力と考えられ、銀河系もこの一例に当たると思われる。 歴史上、銀河はその具体的な形状を元に分類された。それは視覚的な形態論を以って考察された。一般的な形態は、楕円形の光の輪郭を持つ楕円銀河である。渦巻銀河は細かな粒が集まった、曲がった腕を持つ形状である。不規則でまれな形状を持つ銀河は不規則銀河と呼ばれ、近くの銀河から引力の影響を受けて形を崩したものである。近接する銀河の間に働く相互作用は、時に星形成を盛んに誘発しながらスターバースト銀河へと発達し、最終的に合体する場合もある。特定の構造を持たない小規模な銀河は不規則銀河に分類される。 観測可能な宇宙の範囲には、少なくとも1700億個の銀河が存在すると考えられている。大部分の直径は1,000から100,000パーセクであり、中には数百万パーセクにもなるような巨大なものもある。は、1立方メートル当たり平均1個未満の原子が存在するに過ぎない非常に希薄なガス領域である。ほとんどの銀河は階層的な集団を形成し、これらは銀河団やさらに多くが集まった超銀河団として知られている。さらに大規模な構造では、銀河団は超空洞と呼ばれる銀河が存在しない領域を取り囲む銀河フィラメントを形成する。 == 語源 == 英語「galaxy」は、本来は太陽系が所属する銀河系(天の川銀河)を指すギリシア語の''galaxias'' (''γαλαξίας'')または''kyklos galaktikos''から派生したもので、空に広がる「乳の輪」を意味する。ギリシア神話では、神ゼウスが死の運命を持つ人間の女性に産ませた幼子ヘーラクレースを不死にしようと、眠るヘーラーの胸に置いた。子供はほとばしる母乳を飲み、不死となった。しかしヘーラーは目覚め、見知らぬ幼児が乳を飲んでいる事に気づき、突き放した。すると彼女の母乳が夜空に噴き出し、ミルキーウェイの名で知られる軟らかな光の帯となった。天文学における表記では、大文字で始まる単語「Galaxy」は私たちの銀河系を指し、他の無数にある銀河と区別している。 ウィリアム・ハーシェルが1786年に星雲目録を纏めた際、例えばM31などに「spiral nebula」(渦巻く星雲)という表現を用いた。これらが後に星々が集まった巨大な塊だということが分かり、本来の距離が判明すると、「island universes」(島宇宙〔宇宙がまるごとわかる本』P54 宇宙科学研究倶楽部)〕)と呼ばれるようになった。しかし単語「Universe」(宇宙)は存在すべてを包括する言葉であったため、島宇宙という表現は廃れ、代わりに「galaxy」(銀河)という語が使われるようになった。 日本語の「銀河」は中国語の「銀河」(または「天河」)を由来とし、これは天の川の見た目の色を元に名づけられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「銀河」の詳細全文を読む
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