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(n) copper coin =========================== ・ 銅 : [どう] (n) 1. copper ・ 銅銭 : [どうせん] (n) copper coin ・ 銭 : [せん] 【名詞】 1. hundredth of a yen
銅貨(どうか Copper coin)とは、銅を素材として作られた貨幣をいう。 == 概要 == 銅は卑金属ではあるが鉄や錫などに比してイオン化傾向が低く酸化しにくいとされ、錫との合金である青銅は古くから装飾品や武器などに広く使用されて、精錬法も良く知られた身近な金属であったため、貯蔵性や可搬性の利点から鋳造貨幣として広範に利用された。ただし厳密な意味での鋳造(鋳型に溶かした銅を流し込んで成形する)は東アジアに限られ、オリエントやヨーロッパではプレス加工による成形が主流であった。 耐食性に優れるとはいえ材質としての価値は貴金属としての金銀に比べ大きく劣るため、本位貨幣の少額決済における不便さを補填するための「補助貨幣」としての性質が大きかった。よって中国や日本では金銀が砂金や丁銀など秤量貨幣の体裁を取ることが多かったのに対して、銅は権威性を備えたコインとしての体裁が求められ、鋳造の品質が信用(=価値)に直結した。銅地金と額面との差額は貨幣発行益として政府の財政収入となるため、760年(天平宝字4)の万年通宝発行時には差益を狙って鋳造された私鋳銭が市場の半数を流通したという。中世日本では輸入銭である宋銭や永楽通宝が広く通用したが、品質を落とした私鋳銭も引き続き流通し、悪貨、鐚(びた)銭として撰銭(えりぜに)の慣習を引き起こした。 硬貨は金や銀の実質的価値から、額面に応じて大型で重くなっていたが、銅貨においても同様で、ヨーロッパ世界では近世に入ってからも大型で重い銅貨が流通していた。イギリスの車輪銭と呼ばれる2ペンス銅貨はその代表的な物である。 現在では金貨や銀貨は、もはや流通用には見られず、銅貨が世界の硬貨の中心をなしており、広く利用されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「銅貨」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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