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銚子無線電報局 : ミニ英和和英辞書
銚子無線電報局[ちょうしむせんでんぽうさーびすせんた]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

銚子 : [ちょうし]
 【名詞】 1. (sake) decanter 
: [こ, ね]
 (n) first sign of Chinese zodiac (The Rat, 11p.m.-1a.m., north, November)
: [む]
 【名詞】 1. nothing 2. naught 3. nought 4. nil 5. zero
無線 : [むせん]
 【名詞】 1. wireless 2. radio 
電報 : [でんぽう]
 【名詞】 1. telegram 
電報局 : [でんぽうきょく]
 (n) telegraph office
: [ほう]
  1. (n,n-suf) information 2. punishment 3. retribution 
: [きょく, つぼね]
 【名詞】 1. court lady 2. lady-in-waiting

銚子無線電報局 : ウィキペディア日本語版
銚子無線電報局[ちょうしむせんでんぽうさーびすせんた]
銚子無線電報サービスセンタ(ちょうしむせんでんぽうサービスセンタ)は千葉県銚子市川口夫婦鼻、野尻町、小畑新町にあった逓信省日本電信電話公社(電電公社)、日本電信電話株式会社(NTT)の無線電報サービスセンタである。JCSという船舶からの呼び掛けに用いられたコールサインでも知られた。
== 概要 ==
銚子無線電報サービスセンタは、1908年(明治41年)に銚子市川口夫婦鼻に「銚子無線電信局」として開局し、その後、1929年(昭和4年)に銚子市小畑新町に受信所を設置し、以降、二重通信方式となった。1939年(昭和14年) に送信所を銚子市野尻町に移転、その後、閉所まで椎柴送信所と小畑受信所の2拠点で存続した。
この無線電報サービスセンタは、長波中波短波などさまざまな周波数で、主にモールス信号による通信を行ったが、もっとも伝播する短波帯の無線電信局は、日本では銚子無線電報サービスセンタ(JCS)と長崎無線電報サービスセンタ(JOS)が良く知られた。銚子では、主に太平洋大西洋上の船舶を対象に、24時間、不眠不休で通信業務を続けた。
戦前から戦中にかけては、豪華客船貨物船移民船をはじめとする日本や外国の大型船舶、日本の委任統治領であった南洋群島などとの通信拠点として、戦時中には太平洋全域からの日本軍の戦況を伝える拠点として使われた。
戦後は、引き続き日本や外国の客船、貨物船、移民船、遠洋漁業漁船団、捕鯨船団などとの交信を行い、1960年代には年間130万通を扱う世界一の無線電信局として、"CHOSHIRADIO/JCS"は世界に知られた存在になった。特に、年末年始には年賀電報の依頼が殺到し、多忙を極めたという。
その後、通信衛星による衛星電話等の普及と電報取扱通数の減少を理由に、NTTは廃所を計画する。しかし、電報通数が減少したといっても、モールス通信による取り扱いが廃所当時でさえ年間30万通(そのほとんどが外国船との国際無線電報)もあったうえ、衛星通信機器を設備しない船舶との通信が不可能となるなど船舶航行の安全システム(GMDSS)上の大きな問題があった。
問題の多い廃所計画に対し、1995年(平成7年)、銚子無線電報サービスセンタに勤務する無線通信士(そのほとんどが第一級総合無線通信士)と船舶無線通信士らは「海の安全を守れ」「無線通信士の職場を奪うな」と銚子無線電報サービスセンタの存続を求めて裁判を起こした。
廃所反対運動は銚子市長をはじめ銚子市議会、市民の大きな支援などを受け、全国的、世界的運動へと広がった。しかし、NTTは1996年3月、廃所を強行した。その後、無線通信士の起こした裁判は最高裁で敗訴が確定した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「銚子無線電報局」の詳細全文を読む




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