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近江鉄道モハ51形電車(おうみてつどうモハ51がたでんしゃ)は、近江鉄道が1941年(昭和16年)〔「私鉄車両めぐり(83) 近江鉄道 下」 p.279〕に電動貨車の改造名義で新製した電車(制御電動車)である。1978年(昭和53年)に銚子電気鉄道へ譲渡され、同社デハ700形電車として運用された〔「近江鉄道電車沿革史」 p.147〕。 本項では、モハ51形の種車となった電動貨車デユワ101形電車〔について記述するとともに、銚子電気鉄道へ譲渡された後の動向についても詳述する。 == 概要 == モハ51形の種車となった電動貨車デユワ101形101・102は、近江鉄道の全線電化に際して1928年(昭和3年)3月20日付認可〔で川崎造船所(現・川崎重工業車両カンパニー)において新製された、全長14,630.4mm(=43フィート6インチ)の木造車体を備える荷物・郵便合造構造の荷物電車である〔。郵便室部分には最大で郵便袋77個を積載可能なスペースを有し〔、区分棚や押印台を備える本格的な郵便輸送設備を持った車両であった〔。主要機器はデユワ101形と同時に導入された旅客用車両デハ1形電車〔〔近江鉄道デハ1形は本形式と同様1928年(昭和3年)に川崎造船所において新製された車両とされるが、実際には宇治川電気1形の廃車体を転用して台車などを新製して組み合わせて竣功した中古車であった。〕と同様、当時の近江鉄道の親会社であった宇治川電気電鉄部(のち鉄道部門を山陽電気鉄道として分離独立)より譲り受けたとされる機器類を搭載〔、台車のみを新製して竣功した〔〔本形式ならびにデハ1形が搭載する主要機器の流用元とされる宇治川電気1形の台車および主要機器は同社51形の新製に際して転用されており、また主電動機を例に取ると宇治川電気1形が搭載した機種はGE製GE-263であったのに対し本形式ならびにデハ1形が搭載する主電動機は芝浦製作所製SE-119-Cと異なる。このため台車のみならず主要機器についても実際には新造品であると推定される。〕。 デユワ101形は本来の用途である荷物・郵便輸送のほか〔、電気機関車代用として貨物列車牽引にも充当されたが〔、輸送力増強のため同形式を種車として旅客用車両を増備することとなり、1941年(昭和16年)5月13日付認可〔でモハ51形51・52の2両が日本鉄道自動車工業(現・東洋工機)において新製された〔。主要機器は種車より流用したものの、車体は台枠から新製され、比較的浅い屋根と上下寸法の大きな窓を備える軽快な半鋼製車体を採用、客用扉には戸閉装置(ドアエンジン)を装備した〔。半鋼製車体・戸閉装置とも近江鉄道における初採用例であり〔、モハ51形(以下「本形式」)は当時の近江鉄道に在籍する車両中最も近代的な設備を備える車両となった〔。 戦後に施工された各種改造を経て、1978年(昭和53年)にモハ51・52とも銚子電気鉄道へ譲渡され、同社デハ700形701・702となった本形式は〔、2010年(平成22年)まで現役の車両として運用された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「近江鉄道モハ51形電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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