|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 錐 : [きり] 【名詞】 1. drill 2. auger ・ 路 : [ろ] 【名詞】 1. road 2. street 3. path
皮質脊髄路(ひしつせきずいろ、)は、大脳皮質から脊髄にかけて走行する軸索(神経線維)の大きな束(伝導路)のこと。錐体路()ともいう。 == 概説 == 皮質脊髄路を構成するのはほとんどが運動ニューロンの軸索である。延髄までは一本の束になっているが、脊髄では外側皮質脊髄路と前皮質脊髄路の二本に分かれている。この伝導路の走行を知ることで、なぜ基本的に体の右半身が左脳に、また左半身が右脳に支配されているのかが理解できる。 大脳皮質から延髄までの伝導路である皮質延髄路も、後述のように錐体を通らないが「錐体路」のひとつと考えられている。皮質延髄路は脊髄ではなく脳幹にある脳神経の運動神経核(運動ニューロンの細胞体が集合する神経核)に大脳からの信号を伝達しており、機能は皮質脊髄路と同じだからである〔Chapter 9 of "Principles of Physiology" (3rd edition) by Robert M. Berne and Mathew N. Levy. Published by Mosby, Inc. (2000) ISBN 0-323-00813-5.〕。 皮質脊髄路(錐体路)を構成するニューロン(神経細胞)は大脳皮質にある錐体細胞である。しかし錐体路の名称はこの細胞に由来するのではない。錐体細胞は大脳皮質と海馬に普遍的に存在し、その軸索は皮質脊髄路以外を走行するものの方がほとんどである。錐体路の名称は、延髄下部を通る際に皮質脊髄路の軸索が形成する構造がピラミッド状であることに由来している〔The Brain From Top To Bottom 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「皮質脊髄路」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pyramidal tracts 」があります。 スポンサード リンク
|