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錦タワー(にしきタワー)は、三重県度会郡大紀町錦にある防災塔。1944年(昭和19年)12月7日の東南海地震に伴って発生した津波を教訓に建設されたもので、1998年(平成10年)に完成した〔藤原(2011):14ページ〕。 タワーの完成後、錦地区に大きな津波が押し寄せたことはないが、台風などの際に役立っており〔読売新聞"(3)集落見守る避難タワー "<ウェブ魚拓 >2011年8月1日(2012年8月22日閲覧。)〕、防波堤に比べて安く建設できることから、東日本大震災以降日本全国から視察が増加している〔中村禎一郎"中日新聞:教訓生かしたタワー 三重県大紀町、堤防より低コスト "<ウェブ魚拓 >2011年5月23日(2012年8月22日閲覧。)〕。 == 概説 == 錦地区は津波災害に対する意識が強い地域である〔名古屋大学大学院環境学研究科"三重県大紀町錦で津波に関する防災講演会を開催 "<ウェブ魚拓 >2008年7月4日(2012年8月22日閲覧。)〕。住民の協力で高台に至る避難経路が整備され、集落には避難場所を示す案内標識・誘導灯・情報表示板を設置することで、円滑な避難ができるように工夫がなされている〔横田(2006):40ページ〕。さらに担当職員を常時配置することで震度4以上の地震が20秒以上継続した場合、無条件でサイレンを鳴らして避難を呼び掛けるという気象庁の発表よりも早い避難態勢を構築している〔小学館"三重の大地震遭遇住民 "<ウェブ魚拓 >2011年5月21日(2012年8月22日閲覧。)〕。 しかし錦は標高が低く、集落内を奥川という河川が流れているため、避難がしづらくなっている〔。特に日の出町地域は、川に囲まれているため橋が落ちた場合、住民は避難経路を失って孤立してしまう〔。日の出町は昭和東南海地震の時は田畑が広がっており、多くの人々が逃げきれずに命を落としたが、新興住宅地となっている〔奥村ほか 編(2003):37ページ〕。そこで高台まで避難することが困難な人のために、街中に錦タワーという避難施設を置いている〔。 毎年12月7日には避難訓練を実施し、錦タワーへの経路を確認している〔。日常的な施設の管理は、地域の高齢者で組織された有償ボランティア「いきいき活動隊」のメンバーが行う〔。毎日朝8時30分までに資料館と避難所を開け、週1回展望台とトイレの掃除を行う〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「錦タワー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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