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『鎌倉持氏記』(かまくらもちうじき)は、室町時代の永享の乱・結城合戦を描いた軍記である。国会図書館に唯一の伝本が所蔵されている。 == 概要 == 奥書によると、浅羽民部少輔なる人物が宝徳3年(1451年)8月に鎌倉公方足利持氏の最後の日記として書き留めたものである。浅羽民部少輔は持氏の側近・浅羽下総守の一族と推定される。 鎌倉公方足利持氏と関東管領上杉憲実の不和から始まり、持氏の遺児である春王・安王の処刑に至るまでの永享の乱・結城合戦の顛末を真字(漢文)体で実録的に記している。 その筆致は同書に依拠して書かれた『永享記』(『結城戦場記』)と比べると足利持氏を擁護する傾向にあるが、永享の乱の根本的原因は『永享記』と同じく持氏側に求め、乱に至らしめた持氏の行動を「天魔の所行」と強く非難している。また一方で、作者の縁者であり関東管領上杉氏と対立して永享の乱の後に殺された持氏側近一色直兼・上杉憲直(詫間上杉家・榎下城主)らのことは「誠に志の深き者なり」などと称揚する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鎌倉持氏記」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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