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鎧着初(よろいきぞめ)、または具足始(ぐそくはじめ)は、武家の男子が13、14歳に達した時に初めて鎧(具足)を着用する儀式。 == 決まり事 == 上泉信綱伝の『訓閲集』(大江家の兵法書を戦国風に改良)巻八「甲冑・軍器」に、儀礼についての細かな決まりが記述されており、朝日が出ると共に行われること、源義家を例にして、行うべき吉日の選定について記し(なお義家は3歳にして鎧着初を行ったと記される〔一方で、義家の元服は7歳とされる(源義家の項を参照)。『訓閲集』の記述が史実かどうかは別としても、元服前の3歳で鎧着初を行ったと伝えられている点が重要である。〕)、備える物(床や壁など)、東方に向くなどの方角の指定、食してはならぬもの(陣中を想定し、禁肉食・イカ・スルメ・トビウオなど〔信綱伝の『訓閲集』巻六「士鑑・軍役」にも同様の記述があり、トビウオはケガの際、出血が止まらなくなる為、また、諸肉を軍神が嫌う為としており、従って、鎧着初の日は肉を食さない。〕、血が止まらぬとの理由から)、果物の食し方(けずり方)などの記述が成されている。 また、鎧着初が行なわれる際、鎧を着せる役となった者を、「鎧親(よろいおや)」、または「具足親」と呼称する〔『広辞苑 第六版 一部参考』。〕。これは儒的形式の影響(元服時に烏帽子をかぶせる「烏帽子親」と同じ)だが、鎧着初は元服とは同義ではない(後述の「諸例」「備考」を参照)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鎧着初」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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