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ルイス・キャロルの児童小説『鏡の国のアリス』(1871年)には、前作『不思議の国のアリス』に引き続き様々なキャラクターが登場する。物語はチェスのルールに沿って進行するため、主要なキャラクターのいくつか、例えば白の女王や赤の女王、白の騎士などは、チェスの駒をそのまま擬人化したものである。一方ハンプティ・ダンプティやトゥイードルダムとトゥイードルディー、ライオンとユニコーンは、いずれも当時すでに知られていたマザー・グースをもとにしたキャラクターである。彼らは童謡に歌われているままの姿をしていたり、あるいは童謡の内容そのままの行動を起したりし、作中ではアリス自身もそのことに気づく。以下ではこれらを中心に、本作品の特徴的なキャラクターたちを解説する。 == アリス == 飼い猫と空想ごっこをしているうちに鏡の中の世界に迷い込む少女。赤の女王に助言されて、白のポーン(歩)の一人としてチェスゲームに参加し、女王になることを目指して鏡の世界を進みながら様々なキャラクターと邂逅していく。前作『不思議の国のアリス』中では年齢は明言されていないが、本作では会話中ではっきり「7歳とちょうど半分」と発言する。 ジョン・テニエルの挿絵では、前作に引き続き額を出した長い金髪をしてエプロンドレスを着た姿で描かれている。ただし前作の挿絵と比べるとエプロンの裾にフリルが追加されており、無地だったストッキングには縞が入っている。また頭にはヘアバンドが新たに加えられており、これはのちに「アリスバンド」の名で知られるようになった〔ハンチャー (1997)、178-179頁。〕。 前作で自慢の飼い猫としてアリスに言及されていたダイナは、本作ではその子猫である白猫のスノードロップ、黒猫のキティとともに姿を見せ、特にキティは物語の導入と結末に一定の役割を果たす。なお「キティちゃん」として知られるサンリオのキャラクター「キティ・ホワイト」の名称はこの黒猫のキティに由来する〔ハローキティ検定実行委員会 (2009)、17-18頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鏡の国のアリスのキャラクター」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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