翻訳と辞書
Words near each other
・ 鏡川正光
・ 鏡平山荘
・ 鏡征爾
・ 鏡心一刀流
・ 鏡心明智流
・ 鏡心流
・ 鏡忍寺
・ 鏡抜き
・ 鏡文字
・ 鏡新明智流
鏡明
・ 鏡映
・ 鏡映操作
・ 鏡映文字
・ 鏡映蜃気楼
・ 鏡映面
・ 鏡月
・ 鏡村
・ 鏡村 (佐賀県)
・ 鏡村 (愛媛県)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

鏡明 : ウィキペディア日本語版
鏡明[かがみ あきら]

鏡 明(かがみ あきら、1948年1月2日 - )は、日本小説家SF作家翻訳家評論家、広告ディレクター。電通顧問(元・執行役員)。初期は岡田英明名義を使用した。
== 概要 ==
山形県生まれ。東京都立新宿高等学校を経て早稲田大学第一文学部に進む。
大学時代はワセダミステリクラブや、伝説的なSFファンの集まり「一の日会」に参加。またSF同人誌「宇宙気流」「SF倶楽部」などに関わる。
早稲田大学卒業後、電通に勤務。上司に小田桐昭、同僚に関三喜夫がいた。ジョージ・ルーカスを起用したパナソニックのCMなどで知られ、数々の広告賞を受賞。

1970年、『蜃気楼の戦士』(A・メリット)で翻訳家としてデビュー。また同年、短編『オム』を「季刊NW-SF1号」に発表し、作家としてもデビュー。『英雄コナン』シリーズ(ロバート・E・ハワード)などのヒロイック・ファンタジー作品の翻訳を、荒俣宏と共に行う。また、岡田英明名義でロック評論も行った。他に、1973年に紀田順一郎、荒俣が創刊した雑誌『幻想と怪奇』に、瀬戸川猛資とともに編集同人として参加した。
一の日会」「宇宙気流」「SF倶楽部」での仲間である、SF作家横田順彌と仲がいい。鏡が190cmあるのに対して、横田が150cm程度と小柄なので、身長のことでよく二人は比較された。また、鏡の妻も「一の日会」でのSF仲間であり、横田・鏡とともに、平井和正の「一の日会」関係者を登場人物のモデルとした小説『超革命的中学生集団』に登場している〔横田順彌『ヨコジュンのびっくりハウス』(角川文庫)P.289〕。
寡作で知られ、非常に長期にわたってコラムを連載している『本の雑誌』誌上では、1987年からずっと、評論『アメリカの夢の機械』の刊行が予告されているが、いまだに発行されていない。
また、毎年『本の雑誌』誌上で、自身の前年のSFベスト10を発表しているが、ファンタジー系のレーベルや、ライトノベル系の作品などにも目配りしており、その射程範囲は非常に広い。少女雑誌『りぼん』昭和61年(1986年)8月号から掲載が始まった『ちびまる子ちゃん』(アニメ化は1990年)にもメジャー系の評論家としては早い時期に評価をしていた。(多忙な本業の中、洋書を含めてそれだけ多くの本を読めるのは、本を読むスピードが非常に速いせいだという。)
なお、1997年3月号の『本の雑誌』において、日本のSFが商業的に成功していない当時の状況へのいらだちから、「ここ十年のSFはみんなクズだ!」と題して高橋良平と対談し、いわゆる「SFクズ論争」の口火を切った。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「鏡明」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.