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鐘楼(しょうろう、しゅろう)とは、寺院内にあって梵鐘を吊し、時を告げる施設。鐘つき堂、鐘楼堂とも言う。 「鐘楼」の語は、キリスト教の建物(教会堂、礼拝堂)において同様の機能を果たす施設を指しても用いられる。 == 日本 == 日本では室町時代になると、山門と一体化し、鐘門となった事例もある〔兵庫県佐用郡佐用町平福にある真言宗の寺院。光明寺 (佐用町)〕。 また、その時を告げるという性格上、政庁など、宗教施設以外にも設置されている。 南都六宗の場合、講堂の斜め前方か斜め後方に位置する。経蔵と東西に向き合うような形で建てられる。 鐘をつくことは供養であるとされ、中宮寺の天寿国曼荼羅に入母屋造の鐘楼がある。その中には鐘が吊るされ、人が撞木でそれを撞くところが描かれている。古い例に法隆寺西院のものがある。切妻造、腰には組こうらんがめぐらされている。のちに、法隆寺東院、新薬師寺、石山寺のような袴腰造、東大寺のもののようなふきはなちのものも現れた。 時計が高価で所持する人の少ない江戸時代には、鼓楼もあったが鐘楼のほうが多かった。 重い鐘を吊り下げることを前提とした建物のバランス構造となっていたため、戦時中に供出された鐘楼では重い石を吊り下げたとの話もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鐘楼」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Bell tower 」があります。 スポンサード リンク
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