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ナガイモ(長芋)は、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の ''Dioscorea polystachya''の肥大した担根体の通称である。漢名の山薬(さんやく)、薯蕷(しょよ)とも呼ばれる。 ヤマノイモとまとめて扱われる事が多いが「大和いも」「伊勢いも」など産地で呼び分けられている「山芋(ヤマノイモ)」とは別種である。 == 概要 == ヤマノイモ科の作物は熱帯から温帯と広範囲に分布し、特にヤマノイモ属はきわめて種の数が多く、約600種にも及ぶ。その内の数十種類は食用作物として利用されている。 熱帯地域での栽培に適した品種が多いが、ナガイモは寒冷地での栽培も可能である。 ナガイモは中世以降に中国大陸から日本に持ち込まれたとの説もあるが、中華人民共和国にもヤマノイモ科の作物は複数あるものの、本項と同種のナガイモは確認されていない〔「平成19年度 農林水産物貿易円滑化推進事業のうち品目別市場実態調査(結果) - ながいも」 農林水産省公式HP 2015年10月14日閲覧〕。現在日本で流通しているナガイモは日本発祥である可能性もあり、現状は日本産ナガイモと呼んでいる〔。なお、中華人民共和国で栽培するヤマイモの品種は普通のヤマイモ、いわゆる「家ヤマイモ」と「和田イモ」の2種類が主である〔農林水産省公式HP「市場実態 - 中国 - ながいも」 2015年10月14日閲覧〕。産地は広東省と広西チワン族自治区が総生産量の約5割を占め、南方地方を中心に生産を行う〔。中国市場でのヤマイモ類への関心はあまり高くなく、一見では大和芋に似た外見の薯蕷品種を、店頭で「山葯(山薬)」と表示し販売する方法を取っている〔。 日本においてナガイモは消費・生産ともに内需型に発展してきた作物だったが、近年では台湾やアメリカ合衆国で流行している薬膳や健康志向を好む食生活の影響で、徐々に好評を得て輸出量を伸ばしている〔「北海道 JA帯広かわにし、JA帯広大正 (長いもを台湾、アメリカへ)」 2015年10月14日閲覧〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ナガイモ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dioscorea opposita 」があります。 スポンサード リンク
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