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長崎地方裁判所には長崎市に置かれている本庁のほか、大村市、島原市、佐世保市、平戸市、壱岐市、五島市、厳原(対馬市)の7市に地方裁判所と家庭裁判所の支部を設置しているほか、前述の8箇所にくわえ諫早市、新上五島(南松浦郡新上五島町)、上県(対馬市)の3箇所を加えた11箇所に簡易裁判所を設置している。また、長崎、佐世保、五島、厳原の4つの検察審査会も設置されている。 == 歴史 == *1874年(明治7年) *1月8日 - 萬歳町(万才町)45番地に「長崎裁判所」が開庁。 *5月14日 - 庁舎新築のため一時筑後町の聖福寺に仮庁舎を設置。 *7月8日 - 平戸・福江(五島)・厳原(対馬)に区裁判所を設置。 *12月22日 - 木造瓦葺3階建ておよび平屋建ての新庁舎が完成(工費:80,941円)。 *1875年(明治8年)6月9日 - 長崎裁判所を仮庁舎にして、長崎上等裁判所〔長崎県・小倉県・福岡県・佐賀県・大分県・三潴県・白川県・宮崎県・鹿児島県の9県を管轄。〕(のちの長崎控訴院)が開庁。 *1876年(明治9年) *2月27日 - 検事局を設置。 *9月13日 - 府県裁判所の廃止に伴い長崎裁判所は廃止され、新たに「長崎地方裁判所」が開庁。長崎・福岡県両県を管轄。 *12月 - 萬歳町(万才町)2番地の新庁舎に移転。 *1881年(明治14年)12月28日 - 治罪法の定めるところに従い、長崎地方裁判所を「長崎始審裁判所」に改称。 *同時に長崎上等裁判所は「長崎控訴裁判所」に、地方裁判所の管轄する裁判所は「治安裁判所」に改称。 *治罪法は翌1882年(明治15年)1月1日に施行。犯罪の種類によって裁判管轄を定め、治安裁判所は違警罪を、始審裁判所は軽罪の裁判と重罪および軽罪の予審を、控訴裁判所は軽罪事件の控訴を担当することとなった。 *1886年(明治19年)5月14日 - 長崎控訴裁判所が長崎控訴院に改称。 *1890年(明治23年)11月1日 - 裁判所構成法の施行により、長崎始審裁判所が「長崎地方裁判所」に、治安裁判所が「区裁判所」に(再)改称。 *当時の区裁判所は県内に7ヶ所(長崎・大村・島原・平戸・武生水〔読みは「むしょうず」。〕(壱岐)・福江・厳原)あった。 *1945年(昭和20年) *8月1日 - 裁判所構成法・戦時民事特別法の改正により、長崎控訴院が福岡市に移転。 *8月9日 - 原爆投下後の延焼により、庁舎が全焼。 *1947年(昭和22年)5月3日 - 裁判所法の施行により、長崎地方裁判所が勝山町に仮庁舎を設置し開庁。管轄区域を長崎県一円とする。 *検察庁法の施行により、従前の裁判所に附設されていた検事局は分離し、長崎県地方検察庁として独立。 *1948年(昭和23年)3月31日 - 長崎地方裁判所・長崎地方検察庁の新庁舎(木造2階建て)が萬歳町(万才町)に完成。 *1949年(昭和24年)1月1日 - 長崎地方裁判所内に長崎家庭裁判所が開庁。同時に大村・島原・佐世保・平戸・武生水・福江・厳原に支部を設置。 *1960年(昭和35年)4月20日 - 萬歳町(万才町)に長崎地方裁判所・家庭裁判所・簡易裁判所合同庁舎(鉄筋コンクリート造3階建て)が完成し、移転。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「長崎地方裁判所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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