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長生蘭(ちょうせいらん)とは、セッコクの東洋ランとしての名称である。 == 概説 == セッコク(''Dendrobium moniliforme'' (L.))は、単子葉植物ラン科に属し、日本の中部以南に分布する。紫褐色の茎が集まった株を樹上につけ、赤紫がかった白い花をつける。別名の長生蘭は、漢方薬に使われたことによる名である。 これを庭木やシノブ玉などに栽培することは古くから行われ、現在も行なわれるが、その中から、斑入りや形変わりを選別し、名前をつけて栽培するに至った。江戸時代、天保年間には100を越える銘名品があったことが伝えられている。当時、大名などの上級武士に愛好家が多かった富貴蘭と対照的に、長生蘭の愛好家は公家と町人に多くいたと言われている。 その後明治維新や第二次世界大戦の敗戦など、何度か存続の危機があったが、常に100ばかりの品種が存続してきた。主として斑入りや姿の変わりものを楽しむ柄物が中心になっているが、昭和の終わりころより、花物にも目が留められるようになり、銘名品も多数ある。 古典園芸植物であり、中国の文人趣味から始まった、いわゆる東洋ランとはやや異なった歴史の上にあるが、ラン科植物であるから、東洋ランの一員として扱われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「長生蘭」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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