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長野県道・岐阜県道39号奈川野麦高根線(ながのけんどう・ぎふけんどう39ごう なかわのむぎたかねせん)は、長野県松本市奈川から野麦峠を越えて岐阜県高山市高根町に至る主要地方道。古くから信濃と飛騨を結ぶ野麦街道の一部である。 == 概要 == 長野県松本市奈川の寄合渡の長野県道26号奈川木祖線から分岐して西へ向かい県境の野麦峠を越え、岐阜県高山市高根町野麦を経て、同町上ケ洞の国道361号・高嶺大橋(高根乗鞍湖)に接続する路線。 現在では長野県と飛騨地方を結ぶ道路は国道158号が主要路となっているが、野麦峠を通るこの道は野麦街道としてそれ以前の主要街道であった。その後、野麦街道は県道松本高山線として受け継がれ、そのうちの旧長野県南安曇郡奈川村と旧岐阜県大野郡高根村の区間が路線の名称変更を経て、現在の奈川野麦高根線となって今日に至る。 野麦街道は明治以降に諏訪地方で勃興した製糸産業の工場へ働きに出た飛騨地方の女性が通った街道であるが、その中で命を落とした者も数多くいたといわれ、「女工哀史」や映画「あゝ野麦峠」などでも知られる街道である。野麦峠にはそれらを慰霊する碑や施設などがある。 なお、野麦峠周辺は、冬季通行止めとなる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「長野県道・岐阜県道39号奈川野麦高根線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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